2009/02/27
色硝子の美しさ

昔からガラスが大好きでした。
ほんの少しだけ、ステンドグラスを習ったこともあります。
子供が小さかったので お教室に通うのが難しくなって辞めてしまいました。
続けていたら サンドブラストでは無くステンドに夢中になっていたかもしれません(笑)
どうしてこんなに硝子が好きなのかな?って考えてみたら
やっぱり 美しいから・・・。
単純です~(笑)
けれど、そのことを忘れてはいけないと思います。
美しいものが好き・・・。
どなたでもそうだと思います。
作品はいつも美しくありたい・・・そう思います。
技術に走って『こんなに難しいのよ~』って見る方にアピールするような作品は創りたくありません。
まずは『わぁ~、綺麗!』って感じて頂きたい~♪
それから サンドブラストに詳しい方は「??どうやって創るの?」
とか 「手が込んでいる~!」とか思って頂けたら(よく そう言われます)それが一番嬉しいので~す♪
サンドブラストのことがよく分からない方も じ~っと見つめて下さって「感動しました」なんて うるうるした目で言って下さる方も。
こちらが嬉しくてうるうるしちゃいます(笑)
ガラス器を最大に美しく見せる・・・そんなデザインをこれからも考えて行きたいです。
先日 加山又造のことをテレビで取り上げていました。
ゲストの五木寛之氏が「加山さんは美しいものを美しく表現している。それは芸術では無く 加飾であり 職人である。芸術は美しくないものを美しく表現するもの。しかし、そこに哲学がある場合は芸術になる」
と言う見解を述べていらっしゃいました。
深く 考えさせられる見解でした。
哲学を持って作製する・・・。それには深い造詣がなくては出来ないことです。お勉強!お勉強!(笑)
確かにガラスを彫る・・・と言うことは 表現であり、その人の哲学を反映するものでなくてはならないと常々感じています。
哲学・・・なんて理屈っぽい言い方ですね。
問いかけ・・・でもいいと思います。作品に問いかけがあるか?
そういうことです。
見る方に何かを感じて頂くには 作品にその問いかけがあるか?無いか?では?
え~、今日はちょっと こ難しいことになっちゃいました~(笑)