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色硝子の美しさ



昔からガラスが大好きでした。
ほんの少しだけ、ステンドグラスを習ったこともあります。
子供が小さかったので お教室に通うのが難しくなって辞めてしまいました。
続けていたら サンドブラストでは無くステンドに夢中になっていたかもしれません(笑)

どうしてこんなに硝子が好きなのかな?って考えてみたら
やっぱり 美しいから・・・。
単純です~(笑)

けれど、そのことを忘れてはいけないと思います。

美しいものが好き・・・。
どなたでもそうだと思います。
作品はいつも美しくありたい・・・そう思います。
技術に走って『こんなに難しいのよ~』って見る方にアピールするような作品は創りたくありません。

まずは『わぁ~、綺麗!』って感じて頂きたい~♪
それから サンドブラストに詳しい方は「??どうやって創るの?」
とか 「手が込んでいる~!」とか思って頂けたら(よく そう言われます)それが一番嬉しいので~す♪

サンドブラストのことがよく分からない方も じ~っと見つめて下さって「感動しました」なんて うるうるした目で言って下さる方も。
こちらが嬉しくてうるうるしちゃいます(笑)

ガラス器を最大に美しく見せる・・・そんなデザインをこれからも考えて行きたいです。

先日 加山又造のことをテレビで取り上げていました。
ゲストの五木寛之氏が「加山さんは美しいものを美しく表現している。それは芸術では無く 加飾であり 職人である。芸術は美しくないものを美しく表現するもの。しかし、そこに哲学がある場合は芸術になる」
と言う見解を述べていらっしゃいました。

深く 考えさせられる見解でした。
哲学を持って作製する・・・。それには深い造詣がなくては出来ないことです。お勉強!お勉強!(笑)

確かにガラスを彫る・・・と言うことは 表現であり、その人の哲学を反映するものでなくてはならないと常々感じています。
哲学・・・なんて理屈っぽい言い方ですね。
問いかけ・・・でもいいと思います。作品に問いかけがあるか?
そういうことです。

見る方に何かを感じて頂くには 作品にその問いかけがあるか?無いか?では?

え~、今日はちょっと こ難しいことになっちゃいました~(笑)
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馬上杯「桜」



このぐい飲み・・・高台がついた馬上杯と言います。
私のHPのアクセスが50500に到達しました記念に、プレゼント♪

つい、先ほど その強運な方からのご連絡がありました。
オメデトウございます~♪

柄は梅が咲いて次は桜・・・。
春を象徴する桜のお花を散らしました。
淡いブルーグリーンのオパールのような輝きの馬上杯です。
ぐい飲み部分の下半分から ヒビ入りになっています。

はじめこのガラス器を見たとき、「一体 どうやったら 上の部分はそのままにして、下からだけヒビを入れることが出来るのかしら?」
って不思議で仕方が無かったのです。

通常のヒビ入りは全体に入っていますよね。

よ~く見ると 謎が解けました。
ヒビの部分だけ 何かを塗っているようです。
何だかは分かりませんけど(笑)

ヒビに光が入り込んでとても綺麗です。

ガラス器の展示



ガラス器は光を透過する美しさがあります。
光を透した色硝子の美しさを見て欲しいなぁ~と思って作製した この「鯉 花器」

中金さんと言うガラス屋さんの宙吹きガラスです。
銅赤やルリ色をとても奇麗に出す技術があります。
この花器は 地色がアンバーですから、光を通すと明度が上がり冴えた赤になります。アンバー(琥珀色)はまるで黄金のように光輝きます。

それを熟考した上でのデザイン、そして彫りを施した訳です。

けれど、この花器・・・スペインに展示されたのですが・・・。

はるばるスペインまで、見に行き展示会場に入った私は絶句!
なんと不運なことでしょう。
真赤な敷き物の上に鎮座していました。
それも段の下ですから 背面・床面は真赤で 光も当たりません。

なんてこった!(笑)

一緒にいた方が 主催者側に「これじゃ、あんまり可哀そう!」って抗議してくれ 段の上に配置換えして下さいました。
通常 展示方法には、口を出してはいけない不文律のようなものがあります。はっきりと『展示は主催者側が決めますので、異議は認めません』と言っているところもあります。

主催者側にしてみれば、沢山の作品を扱う訳ですので一々 こうしてくれとかああしてくれとか・・・聞いていたらキリが無いのでしょう。

そして、よりによって赤い敷き物とは・・・!こういう運の無いこともありますね~(笑)

本当にガラス器は 光が当たらないと精彩を欠きます。
でも、展示だけでなく公募展の審査などでも いい条件下で見てもらえるかどうかは分かりません。

もう、こちらの創り手の守備範囲ではないので 仕方ない。
運を天に任せて なるようになる・・・って開き直らないとやっていけません~(笑)

昨年夏の渋谷東急本店での「'08 日本のガラス展」はさすがに ガラスの協会なのでちゃんと『バックライトによる照明』とか書いてありました。

なので、バックライトでガラス器が綺麗に見えるデザインにしました。
・・・が・・・フタを開けてみると 私の想像とは違い結構弱めのライト。やっぱり がぁ~~~ん!!
ま、こんなものです(爆)

もうすぐ、50500になります♪
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美術でも、ガラスはやったる~って見せたい(笑)
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サンドブラストの技術 宙吹きガラス



作家さんや職人さんが長い竿様の先に溶けたガラスを炉からからめ取って 息を吹き込んでくるくる回して作る・・・そんな光景をテレビなどでご覧になったことがあると思います。
あれです。
サンドブラストで使うのは、あの宙吹きガラスでも 被せガラスと言って 色硝子を何層か重ねたものです。
大変に 難易度が高く 宙吹きの被せガラスは高価なものです。

サンドブラストで通常使うガラス器は、被せガラスでも 型吹きと言って 型に竿の先の溶けたガラスを入れて膨らませます。
ですから、型通りの同じものが幾つも作れます。
それでも、被せとなると難しさが格段に上がると言われています。

宙吹きは型はありませんから、どれほど大変か・・・。

画像はその宙吹き被せのガラス器達です。
これを彫る・・・のも 通常の型吹きガラスとは違い 難易度はぐっと上がります。

まず、ガラスの厚みに手を焼きます。
こちらの宙吹きは 奈良の明日香工房さんで作られたものなので、かなり薄めな方です。
厚いものになると 1~2センチの厚みがあったりします。
当然重いです。

被せの色硝子の層は 型吹きほど均一ではありません。
そしてやはり厚いです。
サンドブラストをするには、厚くも無く 薄くも無く 丁度良い厚みがありますが・・・宙吹きはおしなべて厚すぎるのです。

ですから彫る人は四苦八苦します(笑)
いつものようにはいきません。

私が最初に宙吹きを彫ったときは、とてもショックを受けました。
下手っぴ~になったのです(笑)
こんな筈では・・・!!呆然としてしまいました。

私の場合は 被せクリスタル宙吹きだったので、尚更下手になっていました(笑)クリスタルはソーダガラスに比べて 透明度は高いのですが柔らかいのです。
色硝子はその色によって、多少硬さが違うように思います。
硬めの色の下は透明な柔らかいクリスタルでどんどん削れてしまい、凸凹になってしまいます。
硬いと思って強めに削っていますから、悲惨です(笑)

サンドブラストは、集塵ボックスと言う箱の中に彫るガラス器を入れて手だけ入れて作業します。
ボックスの窓・・・これも砂嵐ですぐ曇ってしまいますので、透明なビニールなどでカバーをしています。
その窓越しに彫っている状態を見る訳です。
はっきり言って、よく見えません(笑)

窓のカバーを頻繁に取り換えても、すぐまた曇ってしまいます。

ですから 時々 ボックスからガラス器を出して、実際に見ながら彫らないと 怖いことになります。

よく生徒さんにもそう注意しているのですが、型吹きでも 滅多にボックスから出してみようとはしませんね~(笑)
何故かと言いますと、出せば砂まみれになっているので 自分が砂砂になってしまうのが一つ。
また 彫りだすと熱中してしまって・・・息をつめ 眼を凝らして色の変化を見極めています・・・忘れてしまうのだと思います。

お教室などでは、先生が「そろそろ、出して見て」と声を掛けて下さったりするのでしょうけれど 一人でやっていると危ないです(笑)

私も未だにそういうときがありますので、偉そうなことは言えません~(笑)
でも、頻繁にボックスから出して見る・・・その癖は付けて置いた方がいいと思います。

ボックスに照明がついていますが、私などは彫りながらその灯りに透かしてみようとするので 気づくといつも何キロもの重いガラス器を左手で掲げ持っています。(右手は砂の出てくるホースを持っているので 左手しか空いていません)
で・・・けんしょう炎になります(爆)
左手が効かなくなり、持っているつもりがドテッ!と落としてしまいそうになります。

宙吹きは 結構 体力勝負・・・というのはこういうこと(笑)
けれど、型吹きは同じものが幾つかありますが 宙吹きは正しく世界に一つ。難しいけれど、厚みがある分面白い表現も可能です。
チャレンジし甲斐はあります♪

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ガラス作品へのサイン・銘



サンドブラスト作家 田邉玲子の作品には サインがありません。
けれど、必ず『足長蜂』のマークが入っています。
それも銘とは分からせず、デザインの一部に溶け込むように・・・。
画像を参照なさって下さいませ。

これが私の作品の証明になっています。
足長蜂も リアルでなく、少しマークに近いデザインです。

はじめの頃、サインを彫り込もうと色々考えてみましたが
どうも・・・気恥かしい・・・(笑)
心のどこかで「アンタハ ソンナニ エライノ?」って声が(爆)

それで 蜂ならば 植物の柄が多いサンドブラストの作品に馴染みが良いと入れ始めました。
蜂もミツバチでなく、足長蜂にしました。

彫り込むデザインが海の物だったりした場合は 玲子の玲の文字が入っています。

ですが、今ではお客様が蜂さんを入れ忘れていたりしたら大変です(笑)
御購入品に蜂が入っていないから彫り込んでくれと仰います(笑)

また、個展開催中に丁度通りかかったフランスの方が作品をご購入下さった折 フランスでは蜂は幸運を運ぶと言って大変喜ばれるとのことでした。


今日 50000アクセスのプレゼントが届いたとのお知らせを頂きました。一部を転載させて戴きます。

『きょう記念品が届きました。早速お送りくださいましてありがとうござ いました。ワクワクドキドキあけてびっくり!まさしく先生の作品、琥 珀もいるし蜂のマークもある。
すてきなピルスナー。繊細なデザイン、カット、すごい、感激です。う れしいです。うっとりです。私が戴くなんて他の方に申し訳ない。・・・・』

琥珀…と言うのは 私の愛犬で、このブログと併設して琥珀の日記も書いていますので そちらもご覧戴いているのですね♪
本当にこちらこそ 喜んで頂き有難うございます♪

うふふ♪こんな出会いが一杯あって、私も幸せ者。

やっぱり 蜂さんが運んできてくれた御縁ですね~♪

何十年、百年位が過ぎたころ・・・田邉玲子の作品がアンティークのコレクターに蜂を目印に買い集められていたら 何だかすっごく嬉しいなぁ~なんて 妄想しながら 作品を創っています。
だから、手は決して抜けません(笑)

忘れてました!
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心を写すガラス



不思議なもので、自分ではそんなに意識していないのに
知らず知らず・・・作風のようなものがあるらしいです(笑)
当たり前か~(笑)
でもね、作風…カラー、その作家さんの世界・・・これが大事なんです。

サンドブラストの技術・・・これは一生懸命 努力すればいつかは身に付いてくるものです。
ただし、一生懸命・・・ですから~(笑)

ですが、作風・・・独自のカラー・世界観ってどうやって育てるの?
これがなくっちゃ お話になりません。
作家ですから。

昨年の夏、日本ガラス工芸協会のガラス展がありました。
私も末席に入れて頂いています。
その折 日本を代表するガラス作家の先生方とお話する時間が結構ありました。
彼らは そんなことには頓着していないように私は感じました。
あったり前田のクラッカー(古すぎ~~っ)

彼らは天才のような存在ですから、そうなのかも?

と言うか・・・作風は その人そのもの・・・なのでは?
なんてちょっと考えてしまいました。

自分の作風はどうやったら出せるのか?と言った類の質問を実によく受けるのです。
これでお答になっているでしょうか?

品の良い方は品良く・・・無い方はそれなりに・・・?
生真面目な型は生真面目に・・・大雑把な方もそれなりに?
つまり心をそのままに作品が出来てくる。
そんな風に感じます。
非常に抽象的なお話になりましたけれど(笑)

この画像の作品は『宝石の樹』とネーミングしました。
私は宝石が大好きです(爆)
ガラス作品を創るとき、ガラス器ではあるけれど宝石のごとく輝いてみる人を魅了する存在になって欲しいと思っています。
ほらね、ガラスは心を映します~(笑)
グリーンブルーの地にインディゴの被せ、黒台のとても美しいガラスでした♪

ミラーに彫る 「月へ跳ぶ」



大きなミラーです。
長辺が40cm程あります。
この画像は全体の2分の1ほどの部分です。
クリックすると大きくなります。

ミラーの厚みは5ミリにしました。通常は3ミリが多いようです。
3ミリと5ミリではお値段も倍近くなってしまいます。
ですが、5ミリだと深く彫れますので 迫ってくるものがあります。
だけど・・・重いっ!!

こちらは私の愛犬サルーキをモデルにデッサンをして
あたかも月へ飛翔するようなデザインにしました。
御依頼で結婚式用のウェルカムボードなのです。
おめでたい図柄にしたいと思って、こんな風にしてみたものです。

文字は5ミリの彫り込んだミラーに 透明ガラスを重ねてそちらへ彫りました。ですから、ミラーに映り込んでいます。

ウェルカムボードをよく知りませんでした(笑)
それで あちこちの工房さんのウェルカムボードをネットで拝見。
ほとんどが平彫りの文字と平彫りのお花。

ですから、かなり通常のイメージとは違ったウェルカムボードになりました。
結婚式では このウェルカムボードの前に 人だかりが出来たそうです(笑)ご依頼下さった方もとても喜んで下さいました♪
御依頼主もサルーキを飼っていらして、サルーキを彫って欲しいとの御希望でした。

ミラーは裏側から深めに彫り込みました。
多段彫りと言って、段数が何十段にもなる難しい彫りです。
ミラーや透明ガラスは 多段彫りで段の深さで柄を表現すると美しいと思います。好みですが、私はえぐるように深く彫るのが好きです。
(と言っても、あんまり深くては穴があいちゃいますよ~!笑)


サンドブラスト作品はデザインは勿論のこと ブラストの高水準技術も要求されます。
サルーキ犬の筋肉やあばらを表現するのは、ブラスト技術のみです。
また、背景の樹と手前のお花の重なった部分を目で見て 違和感無く重なっているように彫るのは 大袈裟に言うと 距離感を匂わせて彫る・・・のです。奥が深いでしょ~(笑)

ミラーに彫るのが結構面白かったので、いつかまた彫ってみたいなぁと思っています。
どうぞ お楽しみに~♪


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苦手なサンドブラストの機械類



サンドブラストは研磨材の砂をガラスに強く吹きつけて 色硝子を少しづつ削って行きます。

ですから、コンプレッサー(空気を圧縮して勢い良くホースの先から出します)・ブラスト装置(研磨材の砂と空気を一緒にホースの先から噴出させます)・ブラストボックス(この箱の中に手を入れて作業を行います)・集塵機(砂がボックスの中で嵐のように舞うので、箱の中の砕けた砂や削ったガラスの粉を吸い出します)などの機械類が必要になります。

ちなみにブラスト装置は直圧式と循環式があって、それぞれ一長一短があります。
直圧式は圧縮した空気に砂を乗せるので、勢いが良く短時間に強力にガラスを削ってくれます。けれど、タンクに入れた砂が無くなると砂を補充しなければなりません。そのときは もうもうと砂塵が立ち込めます。直圧式を使ってブラストすると部屋中に真白い砂塵が積もっています。ボックスからも隙間やホースを入れる穴から 砂塵が漏れます。直圧式のボックスは密閉型がいいと思いました。

循環式はそれに比べると 砂が箱の中で循環するので 直圧式ほど砂塵に悩まされることはありません。
ただし、彫る力は直圧式に比べ弱いです。


何が困るって、この機械類・・・。
およそ私の知らない世界・・・。はっきり言って最も苦手な分野です。そうも言っていられないので、色々お勉強はしましたが・・・。
何が何やら????
特に難関はコンプレッサーです。
今日 突然不調になりました!さぁ~~~!困った!!

2年前にオーバーホールしたので、今回はもうダメかも・・・。
買い替えするかな~ってちょっと調べたら\(◎o◎)/!お手上げ!

オイルレスにするかしないか?した方がいいよね~。
吐出量は最大時幾つあれば良かったんだっけ?んとんと・・120もあればいいの?
高圧の方がいいの?てか 高圧って何?
ベルト式って何?逆回転に注意?何?それ?
それにいいな~って思うとお値段が凄い!
お値段がお高いと静穏だって何かで読んだけど・・・違いはそれだけなの?
家庭用コンセントで使えるものは100Vで三相とか200Vって書いてあるのは電気工事しなくちゃ使えないのでしょ?
それじゃ 100Vに絞るか・・・?

ぎゃ~~~~!!!わかんなぁ~い!!(@_@。

取りあえず、今のコンプレッサーの会社へ明日電話してみるけど・・・OHに1週間かかったから その間はどうしても困っちゃう。
新しいの買っておけば2台使えるから 安心だものな。
だけど・・・どれを買ったらいいのかな?
ん~~~~悩みます。

何年も前から コンプレッサー買いたいと思いつつ 買えない・・・。分からないからなんです・・・爆!


ブラスト装置も調子が悪かったり・・・直圧式は今使えません。
循環式も使いが激し過ぎて 摩耗したり・・・。
あ~!どっちも早く修理してもらわなければ・・・。

分からないのに、機械類ってこうしたことが付きもの。
その度に 正しく背筋が凍りますっ~~~!

画像は小さな小さなぐい飲み「宝尽くし」です。
ネオジウム地にインディゴの被せガラスです。

あ~っと!にほんブログ村 1位に帰り咲きました♪
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それと、このコンプレッサーがいいよってお勧めがあったら
何とぞご教示下さいませ~。





パリからアメリカへ旅するガラス器



この画像の作品は『緑蔭薫風』と言います。
3羽の雉が飛んでいます。
その雉の飛ぶときに 緑の風が巻き起こるようなイメージでデザインしました。
内側が緑の被せ・外側は紫の被せで 地色はアンバーです。

透かし彫りで 巻き起こる緑の風で舞い上がる葉を彫っています。
雉は紫の色で(雉は日本の鳥だそうですので、古来より高貴な色とされている紫で表現しています)

この作品は 昨年の暮の個展でポストカードにしたのですが
作品自体は個展会場にはありませんでした。
個展にいらしたお客様が何人か そのことに気付かれて
「この作品はどこですか?」と質問なさいました。

11月末(ちょうど個展の直前)に フランス・パリで「パリ国際サロン」という美術展があり そこで展示されていたのです。
ですから まだ日本へは戻ってきていませんでした。
未だに私の手元へは帰ってきていません。

そして、この作品 またまた海外へ行くことになりました。
今度はアメリカ・テネシー州です。

ね、本当に旅をするガラス器でしょう?(笑)
雉さん達 また気を付けて旅してきてね♪
アメリカ・テネシー州のテネシー大学美術館へ展示予定です。
6月初め頃展示されます。

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個展成功のポイント



これは、とあるギャラリーの方に伺ったお話・・・。

REIKO「個展って何を持って成功って言うのでしょう?」

ギャラリーの方「失敗はあっても無いと言えます」

R「?」

G「つまり 売上は全く上がらなかったけれど、新しい人が沢山来てくれた。人はあんまり来なかったけど、自分の作品が初めて1個でも売れた。人も売り上げも少なかったけど・・・何かが掴めた」

R「それって・・・なんか 全部言い訳みたい」

G「それでも、作家さんが成功だって思えば 成功なんですよ」

作家心理が良く出ています(笑)

自分の個展は成功した・・・と思いたい。
失敗だったとは 決して言いたくない。
何か掴めた…気がする。
と言うことは 失敗する個展は存在しないということになります。

大赤字覚悟ならば・・・(笑)

だから 俗に世に言う成功はその作家さんが継続的に個展を開催しているかどうか・・・で分かると思います。
早々 赤字ばかりでは大富豪でなければやっていけません(笑)

個展は会場費や印刷物、ディスプレイなど 結構な金額がかかります。安く上げようとすれば、多少は抑えられたとしても その作家さんの格が安っぽく見られてしまうことも・・・。


それともう一つ、ギャラリーの方とのお話で印象に残った言葉。

「人集めは 要はその作家さんのカオですね」
カオとは交友範囲のことだと、私は感じました。

人を集めただけでは、どうしようもありません。
その見て下さった方達のハートをギュッと掴む作品。
これはもう 必要不可欠です。

逆に作品がまだまだ(?)のレベルで無理をして個展を開催したら
折角 いらして下さった方達は 次は足を運んで下さるでしょうか?
却って 足が遠のくのではないでしょうか?

御自分で作品を客観的に判断できないときは、公募展などへ応募してみるのもいいと思います。公募展も色々あります。お住いが地方でしたら その自治体などが主催していたりするので、調べてみて是非応募なさってみたら如何でしょう?
最初から あまり 有名なところへは難しいかもしれません。
(ご注意:当然デザインはオリジナルです)

私は 慎重派なのかもしれませんけれど・・・。

カオにも作品にもあまり自信が無くても、どうしても!と言う方は
グループ展のような形にして 何人かで費用や責任をシェアすれば楽になります。
ただし、やはり 作品は大勢の人の目に触れますから いい作品を・・・。

画像は百花繚乱ランプです。
新匠工芸会で新人賞を頂いた作品です。

シェードは全て色を抜き、白をベースに柄を彫り残しました。
透かし彫り(全て色を抜いてから、地に柄を彫り込みます)を施して白い部分の多さから来る単調さを避けています。

台座はカーネリアンレッドをそのままに柄を彫り込みました。
この作品を発表してから、シェードと台座の色調を変えるデザインを時々 見かけるようになりました。


プロフィール

reiko

Author:reiko
サンドブラスト技法を中心にしたガラス作家です。
ガラス作家の日常を面白おかしく書いています。
どうぞ宜しくお願い致します。

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