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海鮮焼き カネジョウさん(西伊豆)



黄金崎クリスタルパークのすぐそばの 海鮮焼きカネジョウさんというお店でお昼ご飯を頂きました。
このお店 お勧めです♪

1階はすべて生簀になっています。
私は海鮮丼を頂きましたが、新鮮なエビやお魚がそれは美味しかったです♪
お店の名前にあるように、焼き物もお勧めのようです。
面白いのは、干物を自分で焼いて頂けるの。
伊豆名産の金目鯛の干物やあじなど 色んな種類の干物が半身ずつ何種類もで セットになっています。

私にはちょっと量が多すぎるので、残念ながら諦めました~(笑)
でも、この海鮮丼も凄い大盛りでした♪

さざえをお願いして、自分で焼いて食べましたよ~♪

旅の楽しみは その地の美味しいを頂くことも大きいです(食いしん坊で~す♪)
黄金崎へ行ったら、カネジョウさんへお寄りになると満足度がアップしちゃうと思います♪

今度行ったら、干物セットにチャレンジしようっと(爆)
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黄金崎クリスタルパーク 日本のガラス巡回展



昨年の夏に渋谷東急本店で開催された日本ガラス工芸協会の「'08日本のガラス展」が 西伊豆の黄金崎クリスタルパークで巡回展をやっています。
4月8日迄なので、見に行ってきました。
ルリの角があるみたいな花器が私の作品です。

どんな美術館なのか、一度行ってみたかったのです。

今回は東伊豆で1泊して、ほぼ伊豆半島を横断。
西伊豆の土肥へ出て南へ少し下ったところに黄金崎クリスタルパークがあります。
折からのETC1000円が始まり お子さんたちの春休みも重なり、どこへ行っても車の多いこと!
伊豆方面は大変な渋滞でした。
ところが、西伊豆方面へ向かった途端 ガラすき!

西伊豆までは、なかなか足を運んでいただけないのかな?って不安がよぎります。
けれど、黄金崎クリスタルパークの駐車場だけは車がビッチリ並んでいます!!
驚いてしまいました。
ガラス好きな方って多いのですね♪
何だか とっても嬉しくなってしまいました。

サンドブラストやとんぼ玉の体験コーナーも大賑わい♪
皆様 目を輝かせて一生懸命 作製していらっしゃいました。

黄金崎クリスタルパークは、なかなかの美術館だと驚いてしまいました。建物も素敵でしたし、ガラスの展示方法も ちゃんと効果的な展示をして頂いていました。
観光地の美術館にありがちな 中国製の安価なサンドブラスト製品もありません。
展示も大変質の高い企画展をしていたので、それもあって一度見ておきたいなぁ~って思っていたのです。

天皇陛下もいらして頂いた 立派な美術館です。

皆様も機会がありましたら、是非一度いらしてみて下さいね♪

そうそう、とても美味しい海鮮焼きのお店もあってお勧め~(笑)

苦行と楽行



宙吹きの大物を創るときは、公募展などに応募することが多いです。
大きいし、被せは厚いし 重いし・・・何よりもテーマを決めて
ひたむきに追い求める作業が続きます。

デザインは練りに練って、彫りの技術も限界を超えて神経を集中させていきます。
それは かなり苦しい作業になります。
けれど、いつも何かを求めて苦しさを乗り切ったときに 確実に自分の力になっていることが分かります。
ですから、例え 公募展に落ちたとしても得るものはあると思っています。
サンドブラストだから…という理由で作品を見ても頂けない公募展もあるのです。


反面、自分の思うままデザインして楽しく創れるのが 型吹きのグラスやぐい飲み、お皿などいわゆる小物類です。

ですから 大物の合間にストレス発散のためにグラスなどを創ります(笑)
大物を片手でずっと持っているのでケンショウ炎になり、手が利かなくなるのでそのせいもありますけれど~(笑)

楽行ばかりしていては、成長しないし・・・苦行ばかりでは体を壊す・・・(笑)
丁度いいのだと思います。

小物も、頑張って苦行を積み重ねたから こそ 質の高い作品が生まれるのだと信じています。
そう自分に言い聞かせて・・・(笑)

画像はキャンドルスタンドです。
思いっきり自分の世界です(笑)
くねくねクリンとしたラインは、カットが苦手な方には苦行になるかな?(笑)
3面のガラスプレートに全て クネクネクリンのオリジナル文様を手描き手カットで段彫りしてあります。
一面ずつ、微妙に柄を変えてあります♪
こういうの創っているときは とっても楽しくてウキウキしちゃいます♪

テリトリー



今年は大阪のS美工芸展にチャレンジしようかと、実は心密かに計画していました(笑)
サンドブラストをなさっている方は 東京の方が人口が多いとのことですが、私のように美術としてのサンドブラストは関西の方が活発のような気がしています。

けれど、結局 応募は止めました。
どうも 引っかかります。テリトリーを犯すような気がしてなりませんでした。
そんなこと 気にするのはきっと私だけなんだと思いますけど(笑)

もしかして、万が一私の作品が入選したら その分落ちる方がいらっしゃる訳です。
何だか 申し訳無いように感じてしまいました。
勿論 入選するかしないかは分からないのですけれど・・・。

作品のデザインを考える時も、こんな風にしたらどなたかの作品に似ちゃうかな~?って感じると そのデザインは没です。
例えば 果物がお得意な方がいらしたら その果物は出来るだけ避けます。
「人」に敢えて挑んでみる・・・のって好きではないのです。
ただ それだけなのですが(笑)
「人」では無い、何かに挑むのが好きなんです(笑)

以前 伝統工芸展の研究会で さる大先生が仰っていました。
どこかで見たような 似たようなものをやっていてはダメだ!そうです。
それは あくまでも芸術の最先端のお話ですけれど・・・。
人と似たものはダメ。これは美大時代から 耳にたこが出来るほど聞かされてきましたし、すっかり身に染み付いてしまっています。
だから ファッションでも流行のものを追いかけることはありません。自分流・・・を常に意識しています。

それと 本来の平和主義?から テリトリーに引っかかるのかも知れませんね(笑)
かと言って、自分の側のテリトリーって左程 頓着していません(笑)
東京は やはり日本中の人や物が集まるところですから、集まって来て当然ですよね。

ですけれど 「作品」のマネをされることは とてもイヤです。
もっとも、それは 著作権法がありますから 犯罪になるのです。
似たような雰囲気でも、いけないそうです。
何より マネだと分かったらその人は作家としてやっていけなくなってしまいますから どんなに窮してもしないことです。

加山又造氏が無くなるときに、ご家族に言い残した言葉・・・。
「人のマネをしてはいけないよ」だったそうです。
芸術家だからこそ、分かることです。
人のマネをしたら 一旦 そこから脱却して自分の世界を構築しなくてはなりません。
無から自分の世界を創るより ずっと大変なのです。

やっぱり テリトリーに拘ってもいいかも~(笑)

画像は ガラス器にシートを貼ってカッターでカットしたものです。
これから 砂をかけて削っていきます。
このランプはネオジウム地にルリの被せです。ルリを削り落すとシートの部分(薄いグリーンのシートです)だけ ルリの色が残ります。
次に そのルリに残った部分を段彫りしていきます。
出来上がりの画像は 2008年4月をクリックして頂くとご覧戴けます。


最近 すっかり忘れてしまっています。
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大きな壺 作製途中経過



毎日 毎日 こつこつと分厚い被せ硝子と格闘しています。

この葉っぱ、葉脈ごとに段彫りしています。
葉脈だけラインを入れて、彫り込むか残すかしたら とても楽なんですけど・・・(笑)
そうしない理由は、葉っぱがのっぺりとしちゃうから。
なんですけど、葉の茂りを表現するために葉を重ねて重ねています。
凄い段数になってしまいましたぁ~~!
その上、(白)→ルリ→緑の層を丁寧に削り落して色調を揃えて彫ります。

あんまり 被せが厚いので、カッティングシートが溶けてしまい デロデロ。そこをキッチリ 貼り重ねて補強しながら彫って行きます。

いやぁ~、この手間・・・一体 なんなのでしょうか(笑)

ま、いつものことなんですけれど(笑)

今しか出来ない・・・って常に思っています。
一期一会です。
今 自分にある力を最大に出力して創り上げていきます。
その過程が楽しい♪

来る日も来る日も、延々と葉の色調合わせです(笑)
もう1週間以上やっていますね~(笑)

そうそう 呑気にこの壺ばかりに獲り付かれてもいられないのですが・・・。
後がどんどん詰まっています~~(汗!)
だけど、やらなきゃ いつまで経っても終わりませんから~!
もう しばらく 頑張るぞ~♪


日本ブラストアート協会



ず~っと どうしようかな~?って考えていたことがあります。
日本ブラストアート協会に再入会しようかどうしようか?

まだ 一人立ちしたばかりの頃、入会していました。
日本ブラストアート協会…通称JABAは 年に一度協会展をします。
とてもフリーでいい雰囲気でした。
強硬な意見を声高にまくしたてる人もいらっしゃいませんし、穏やかな協会という雰囲気。
一度、会長さんが高齢の為 退かれて 協会は無くなりました。
その後 しばらくして有志の方達が 再開されたそうです。

私は忙しさに紛れて そのまま入会していませんでした。
また ずっと麻布十番での協会展が横浜へ移動してしまい、搬入・搬出が遠くなったせいもありました。

そのJABAが 今年は藤田喬平ガラス美術館で協会展をするということです。
昨年の個展にいらした方が「REIKOさん、またJABAに入って下さい!」と 御熱心にお誘い下さいました。

硝子をやっている以上 藤田喬平先生の美術館に展示させて頂くことは 憧れでもあります。
またJABAには以前はお世話になっていて、協会展ではいつも賞を頂いていました。何のコネもない私が賞を頂くってことは、審査が公平だという何よりの証明ですね(笑)
今年は 入会してみようかしら?って思っています。

確か3月30日まで 申込が出来るので
もし やってみようかしらって思った方はお問い合わせになるといいと思います。
無審査だと思います。
年会費も3000円、出品料は5000円と大変良心的なお値段だったと・・・。

出品作品は売却も出来るようです。
詳しいことは お問い合わせになって見て下さいね(笑)

http://jabablog.blog87.fc2.com/

藤田喬平ガラス美術館は 宮城県の松島にあるそうです。
ですから搬入・搬出も輸送になり 懐かしい皆様とお顔合せすることもないのかな?

お友達にこの話をしたら、行ってみようか~♪って話になっています。松島は日本三景の美しいところですし、6月頃はとてもいい時期なのでは?(笑)
私も6月になれば 少しは息もつけます。

画像は内被せの小ぶりなグラスです。
綺麗なブルーに内側に 金赤の被せです。


内・外被せのワイングラス



このワイングラス、アンバーのガラスに内側に紫・外側にも紫を被せてあります。
通常は 内と外の被せ色は違う色なのですが・・・。

何も考えず 彫ってみたら・・・!!
同色被せだと、結構彫っても 柄が見えない~(笑)
初心者向けではありませんね。
多分 彫り過ぎて穴を開けてしまうかも~!

内側と外側から彫っていくのですが、その割に本体のガラスが薄め。
その分 うまく行くと 繊細なグラスになります。
私は外側に花束・内側には蔦などのオリジナルの文様をいれてみました。

内被せはグラスの中に手を入れてカッターで柄をカットしていくのです。
やりにくいですよ~(笑)

大きな壺



只今 製作中です。
高さ40cm弱位かな~?
オーダーの宙吹きで、なんと5層になった被せ硝子です。
5層全てが色が違う訳ではありません。
仕掛け?があって、キラを入れています。
ですから キラの次に被せたガラス層が影響されないように 透明なガラスでキラをサンドイッチにしてあります。

キラ・・・とは雲母のことです。
私の目論見では 彫った後にキラが見える筈なのです。
その為には 均一に滑らかにガラスを削って行かなくてはなりません。
そして磨きをかければ キラリと雲母が光る計算。
ですから ガラスの被せ層を丁寧に1層ずつ 削りおとしていきます。
あ~~~~、上手く行きますように~~~~!!ドキドキ!
時間を掛けて 少しづつ滑らかに・・・。

この1層ずつ削り落していくテクニック、いつも多層被せを彫る時にやっているのですが 宙吹きならではの難しさがあります。
たとえば この壺のように(白の不透明)の下にルリがあった場合。の厚みは当然 均一ではありません。まぁ、上部が厚かったとします(宙吹きではどこが厚いか予測出来ません)
次のルリ層も上部が厚い訳も無く・・・真ん中が厚くて 上部は薄かったりします。ルリ層の下の層も 同じことです。その下も・・・。

つまり、まったく予測が出来ないのです。
では どうするか?
彫りながら見て行くしかありません。
直圧が具合が悪く 循環式のブラスト機で彫っていますが、ここまで彫るのに6時間程かかっています。
その間 一瞬も気を許さず 集中してガラスの層を見極めながら作業します。疲れる~(笑)

地道なお仕事です~(笑)

ま、これも精神修行のようなものですね。
明日も頑張ります~♪



過酷な時期



春から初夏にかけて、公募展や展示が重なります。
また、秋から冬も・・・。

この時期は私にとっては過酷な時期(笑)
今年は個展が無い年なので(個展は2年に一度です)
色々 チャレンジしたいと思っています。

所属している協会の定期展示が5月にあり、6月はアメリカへの展示。今年 新たにやってみようかと思っていることが幾つか・・・。

作品はいきなりは出来ないので、準備期間を見て2,3か月前に計画を立てます。
正直・・・吐き気に襲われます(爆)
こんなに出来るのか~~~っ!!

デザインには困ったことは無く、頭の中にはいつもデザインが渦巻いて困る位。そのデザインをそぎ落としたり、描き加えたりの言わば 推敲には時間をかけます。
作品によっては何か月もかかることも よくあります。

加えて サンドブラストには時間がかかります。
細かい 入り組んだデザインが多いので、一段分のシートを剥がすだけで夜中から朝までかかったり・・・(笑)
それが何十段ですから・・・ため息が出ます。

私の作製順は まず絵を描き その絵からデザイン画を起こします。
それをカーボン紙でカッティングシートに写し取り、油性ペンでなぞっておきます。
それからガラス器に貼り付け(これも時間がかかります)
ラインをカットしていき、1段ずつパーツを剥がして彫りに入る訳です。

絵を描くとき、敢えて 彫りやすいようなテクニックは一切使いません。
しようと思えば簡単なことなのです。
例えば、花弁の重なりを都合よく分配したり 花と花を重ならないように離したり・・・。
そういったことはまったくしません。
だから いたずらに段数は増えて行きます(笑)
デザインは計算に入れずに グラス一つでも 平均1週間位かかってしまうこともあるので それが 宙吹きの大物だったりしたら・・・。

はっきり言って 寝てる時間も惜しい。
で、ここ数日少し寝る時間を減らしちゃった(笑)
それで入院したくせに ね(笑)

そしたら目の周りがピクピクして 何とも意地悪そうな人相に~!
やばっ!!
これはまずい!
また 入院なんかになっちゃったら もっとヤバイ!

あ~あ、無理の効かない年になってしまいました(笑)
こうしてブログ書いている間に お仕事すればいいのです~(笑)
では、皆様 おやすみなさいませ(笑)

画像は鳳凰蓮花のコンポートです。
セレン赤と言うのでしょうか?赤がなんとも鮮やかで綺麗です。
これは セミアンティークのマルティ硝子です。
裏と表から彫っています。
昨年春 奈良市美術館に展示した作品です。

 美学を持つこと



このガラスのお仕事を始めてから つくづく想います。
自分なりの美学を持つことは とても大切だなぁって。

大袈裟ですけれど、生き方に対しての美学です。

ん~っと 例えば・・・私は自転車には乗りません。
自転車に乗っている人で美しいって感じる人がいないから(爆)
いきなり レベルの低い例えでしたね(笑)
でも、これは真実。
たまに自転車競技のユニフォームみたいなのを着た方がサァーっと走り抜ける姿はさわやかで素敵ですけれど・・・。

便利で早くても 乗りません。

ってか 乗れないの(爆)
乗る気がないから、練習したこともないのです。
駅前の放置自転車の列からご自分の自転車を引っ張りだすご婦人は美しいでしょうか?むしろ 悲しいです。

自転車に乗らなくても バスに乗ればいいし歩けばいい。
どうして そんなにせかせか生きるの?って思ってしまうのです。

武士は食わねど 高楊枝・・・これは死語ですね。
プライドを持つって大事なのではないでしょうか?

電車の中で若い女性がお化粧をしていました。
とても見苦しい 美しくない光景です。
思わず「貴女の品位を下げるから お止めなさい」と言ってしまいました。
彼女は は!っとした様子ですぐ止めました。
「ごめんなさいね」と謝ってから ほっとしました。
良く娘に叱られます(笑)

けれど、自分なりの美学を貫くっていいことだと信じています。
それがひいては 作品にも必ず出てくるものなのです。

多分 私の作品は『まだまだ 未熟者です』って言っていると思いますが・・・(笑)

あなたの美学は何でしょうか?
一度 見つめ直して見るのもいいことかもしれません。

画像は ミモザのランプです。
創ってすぐ 売約が決まってあまり画像が残っていません。
中国製のランプで、内側から白(不透明)・透明層・黄色・グリーンの4層硝子のランプです。シェードのてっぺんが 物凄く被せが厚くてビックリしました。型吹きなので、底に溜まって厚くなったのだと思います。ですから画像には写っていませんが、シェードの上部は彫刻のようになっています。それがまた 面白い味になりました。

あ!ついつい忘れてしまいます!
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ここのところ いつもお願を忘れ どんどん下がってきちゃいました~(笑)何とぞ 宜しく~♪

プロフィール

reiko

Author:reiko
サンドブラスト技法を中心にしたガラス作家です。
ガラス作家の日常を面白おかしく書いています。
どうぞ宜しくお願い致します。

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