
今年は大阪のS美工芸展にチャレンジしようかと、実は心密かに計画していました(笑)
サンドブラストをなさっている方は 東京の方が人口が多いとのことですが、私のように美術としてのサンドブラストは関西の方が活発のような気がしています。
けれど、結局 応募は止めました。
どうも 引っかかります。テリトリーを犯すような気がしてなりませんでした。
そんなこと 気にするのはきっと私だけなんだと思いますけど(笑)
もしかして、万が一私の作品が入選したら その分落ちる方がいらっしゃる訳です。
何だか 申し訳無いように感じてしまいました。
勿論 入選するかしないかは分からないのですけれど・・・。
作品のデザインを考える時も、こんな風にしたらどなたかの作品に似ちゃうかな~?って感じると そのデザインは没です。
例えば 果物がお得意な方がいらしたら その果物は出来るだけ避けます。
「人」に敢えて挑んでみる・・・のって好きではないのです。
ただ それだけなのですが(笑)
「人」では無い、何かに挑むのが好きなんです(笑)
以前 伝統工芸展の研究会で さる大先生が仰っていました。
どこかで見たような 似たようなものをやっていてはダメだ!そうです。
それは あくまでも芸術の最先端のお話ですけれど・・・。
人と似たものはダメ。これは美大時代から 耳にたこが出来るほど聞かされてきましたし、すっかり身に染み付いてしまっています。
だから ファッションでも流行のものを追いかけることはありません。自分流・・・を常に意識しています。
それと 本来の平和主義?から テリトリーに引っかかるのかも知れませんね(笑)
かと言って、自分の側のテリトリーって左程 頓着していません(笑)
東京は やはり日本中の人や物が集まるところですから、集まって来て当然ですよね。
ですけれど 「作品」のマネをされることは とてもイヤです。
もっとも、それは 著作権法がありますから 犯罪になるのです。
似たような雰囲気でも、いけないそうです。
何より マネだと分かったらその人は作家としてやっていけなくなってしまいますから どんなに窮してもしないことです。
加山又造氏が無くなるときに、ご家族に言い残した言葉・・・。
「人のマネをしてはいけないよ」だったそうです。
芸術家だからこそ、分かることです。
人のマネをしたら 一旦 そこから脱却して自分の世界を構築しなくてはなりません。
無から自分の世界を創るより ずっと大変なのです。
やっぱり テリトリーに拘ってもいいかも~(笑)
画像は ガラス器にシートを貼ってカッターでカットしたものです。
これから 砂をかけて削っていきます。
このランプはネオジウム地にルリの被せです。ルリを削り落すとシートの部分(薄いグリーンのシートです)だけ ルリの色が残ります。
次に そのルリに残った部分を段彫りしていきます。
出来上がりの画像は 2008年4月をクリックして頂くとご覧戴けます。
最近 すっかり忘れてしまっています。
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