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春のお客様に



今日 お客様がありました。
お買い上げ頂いていた作品の引き取りにいらして下さったのです。
作品は『波からのイメージ』
昨年の夏、渋谷東急本店での「2008 日本のガラス展」に出品した作品です。
展示しているときにご覧下さって、お問い合わせ下さったのです。

けれど、その後作品は黄金崎クリスタルパークに巡回展で4月迄展示されることになっています。
延々とお待ち頂くことに・・・。

そしてやっと 先日黄金崎クリスタルパークから作品が帰って来たので ご連絡。
早速 今日取りにいらして下さったのです。
本当に長いことお待たせしてしまいました。
8か月です・・・。
ありがとうございました。

久し振りにお友達以外のお客様。
随分 真面目にお掃除していなかったので(爆)ほこりだらけ~!
慌ててお雑巾を持って拭き掃除で~す(笑)

それでも、5月・6月に展示を3~4つも抱えているので
お家の中はごちゃごちゃ(笑)
隠し様もありません~。ま いっか(笑)

画像はアブチロンの花を彫りこんだ冷茶椀です。
これからの季節 お客様のおもてなしなどにいいかな~?って。
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パウダー被せの虎の壺



アンバーの地に焦げ茶のパウダー被せの宙吹きの壺です。
高さ20cm弱の小ぶりな壺。
このタイプのパウダー被せの壺は気に入って、色違い・型違いで沢山購入しました。
奈良の明日香工房さんで作った宙吹きです。
もう、今では手に入らなくなってしまいました。
だから やっぱり 買っておいて良かったです♪

工房さんで「こんなものが出来ました」とご案内を頂いて そのときに どんなに忙しくてもしっかりチャンスを生かさないと 後であ~~!買っておけば良かった!と思っても もう無いことは確実。
今では 工房さんもグンと減ってしまいました。

けれど、そんな買い物ばかりしていましたので 沢山在庫の被せが貯まってしまいました~(笑)
カマ借りと言って、ガラスの工房さんを1日丸丸 借り切って 自分のデザインした宙吹きを幾つも作ってもらったりもしたので
大きな宙吹きも沢山 場所をとっています~~(汗!)
しまい場所がもうありません~!
昨年は私の好きなガラス工房が二つも閉鎖してしまわれたので、買い溜め 一杯一杯しちゃったのです。

倉庫を借りようかとも思いましたが、しまいこんだら すっかり忘れて また買ってしまいます(爆)
倉庫と化した狭い工房で こつこつやっています~(笑)

虎の壺・・・昨年の個展の為に 栗鼠・虎・白馬の3つを作ったのですが 虎の壺が磨いているとき手が滑って倒してしまってヒビが入ってしまったのです。くぅ~~~~!残念!

今回はその同じ虎を彫ったのですけれど、前回のときより ずっと顔が優しくなっています。
何故かな~?(笑)
私は生き物が すべて愛しい・・・って思ってしまいます。
お花などの植物も 動物も・・・。

虎の顔を描くとき、敢て怖くしようと意識しなかったのです。
そういうことが楽しいです♪
虎…と言えば 怖い 猛獣・・・そんな決め付けではない虎がいても楽しいでしょう?(笑)

公募展応募のときに



今まで 随分と色々な公募展に応募してきました。
一応 調べられる範囲でどんな公募展か調べて応募しても イザ入選、展示となって見に行くと 『あれ?ちょっと違ったかな?』って思うこともありました。

活発に動いている団体の公募展などは、応募したらその後のお付き合いが発生することも多いのです。
それも 後で知りました(笑)

で、どんどん所属団体が増えて行きます(笑)

概ね、作品を持ち込んだ時に受付の方の反応で 入選頂き!って感じることができます(笑)
こっそり お教えしちゃいます~(笑)

●無反応の場合・・・危ないです(爆)でも、大きな団体になるとバイトさんなどのこともあります。美術畑でも アブストラクトなどの方だったりすると こういう反応もありますから 柔軟に解釈して下さい(笑)
●とても感じがいい場合・・・入選出来そう~♪
●どよめきが起こる・・・うまく行けば 賞の可能性も??(笑)

ま、実際 どよめいても 落とされたことも(爆)
かの伝統工芸展です。この公募展ばかりは入選が通常の公募展の賞に匹敵するほどのレベルですから 気にしない気にしない(笑)
それにサンドブラストはかなり…繰り返します・・・か・な・り冷遇されていますです。
一応 細々とささやかに 認めて下さい~~~って声は出し続けています(笑)

・・・こう思えるようになるまで 何度血の涙を流したことでありましょうや(笑)
聞くも涙…語るも涙の・・・って大袈裟~~(爆)

4月中締切の公募展に応募したところ、たまたま 私のメルアドの問い合わせでお電話を頂戴してしまいました(オッチョコチョイなんです)その受付の方・・・「とても素敵な作品ですね」と言って頂きました。これは 入選出来そうかな~?(笑)
って 単なる社交辞令か~?(笑)
さぁて 結果をお楽しみに~(笑)

画像は その作品 ほんの一部だけ。

跳ね馬のガラス壺



この壺、シリーズで創っています。
お馬さんも以前創ったのですが、のパウダー被せでした。
地も白だったし、どうもハッキリ柄が分からない。
雰囲気は好きなんですけれど・・・。

で、もう一度 今度は紫のパウダー被せの壺に彫ってみました。
透かし彫りもバージョンアップして、 斜めの斜線だけでなく円状のものを重ねたデザインも加えてみました。
デザインは出来ているので、彫るだけ。
こんなに楽なものはありません。
時間もデザインから始める場合と比べると 3分の一以下です。

それだけデザインから始めると 時間がかかります。
だから デザインを本から取ったりすると、楽しちゃうので なかなか 自分でデッサンして・・・という作業が面倒になってしまうのかもしれませんね。
でもでも、公募展などへ応募しようと思ったら デザインから!です。いつも 最初からやっていれば 大変なことも大変でなくなります。皆様 頑張って良い作品を創りましょう~♪

この壺シリーズ、栗鼠・馬と創って虎もあるのですが・・・
磨いているときに 倒してヒビが入ってしまいました。
ですから、虎もこれから創り直します。
6月に松島の藤田喬平美術館へは 3個揃えて展示したいと思っています。

画像をクリックすると大きくなります。
パウダー被せは段彫りが分かりにくいので、省略する方も多いと思いますけれど、キッチリ 見えなくても段彫りしていると ちゃんとそれなりに分かります。
そこをご覧になって下さいませ♪

変わった形の被せ硝子花器



前回も少し面白い形の花器でしたけれど、この花器も面白い形です。
こんな変わった形の被せガラスの花器ってあまり見ません。

デザインは思い切り良く、半分づつ。
表彫りと裏彫りで・・・。
裏彫りの方は ススキと月を彫っていますが、ガラスが円筒状になっているので彫った部分が 写真では良く見えません。

裏彫りはご存じのとおり 絵柄部分を彫りこんでいます。
この花器の場合は ススキが白く彫ってある訳です。
けれど その部分の向こう側は赤いので、写真にはクッキリと柄が見えないのです。
まぁ、写真を撮るために創ったわけではないので(笑)ご勘弁下さいませ~♪

と言いつつ、この写真を今年の年頭のご挨拶に使いました(爆)
毎年 お年賀状には作品の写真を使います。
そして 前年の私の活動のご報告をお知らせ致しています。

お話をこの作品に戻し、残り半分は七竈(ななかまど)を彫りました。
この花器は直径10冂?離ラスの管をグニュって曲げたような形です。しか~し、いざ 彫ってみると案外平面積は広くて驚きました。見た目よりずっと ハードなお仕事でした(笑)
まぁ、このガラス管をまず真っ直ぐにしたとすると、120儖未猟垢気砲覆蠅泙后そして管をすーっと切り開いたとしましょう。
直径10cmとして・・・円周は・・・・・・・・31,4cm位?(爆)
ま いっか(笑)
と・・・ともかく 見える部分より ぐるりと1周は彫りでがあるって言いたかったのです~(笑)

今 今月中の締め切りの作品を創っていますが、公募展に応募するので 公開出来ません。
そしてすっかり忘れてしまい 皆様にお披露目していない作品が幾つかあるみたい(笑)
また、創ってすぐ 売れてしまったりすると 慌ただしく発送してしまって 『あ!写真撮るの 忘れちゃった!』なんてことも・・・。

先日 私の熱~いファンの方が「○△◆に出ていた先生の作品、見たことありません!!」って仰られて そっか~~~!って気づきました。これからは 気をつけますね♪
とは言っても、何しろ あんまり記憶力が・・・(爆)
出来る限り、記録を取っておきます・・・ってことで~、あは♪



さくさく創る



ここ数カ月、予定表とにらめっこして 実に真面目にさくさくと作品を創っています。
ハッキリ言って、ロボット並み(笑)

予定に追われているせいもありますが、ふと考えてみれば・・・
今までは悩んでいる時間がとても長かった。
デザインにしても 彫り方にしても 長考していました。

今が単純なデザインかと言えば 恐らくそんな事もないので
多分 少しは決断が速くなったのかも?

それと 今創っている作品が製作途中であっても 次の作品の構想やデザインを同時に考えられるようになったのが大きいかな。
だから 次の作品にぱっと取りかかることが出来るようになりました。こういうのって、経験や慣れで鍛えられるんだ~!(笑)

画像の作品は コンポート型花器「洋菊波紋花器」
宙吹きで透明→アンバー→紫茶の三層被せです。
変わった形の面白い花器です。
作った工房では 紫茶の色を葡萄と呼んでいました。
中間のアンバー被せは非常に薄いです。
ほんの気持ちと言った程度(笑)

サンドブラストは集塵ボックスの中で行いますので、
ボックスの窓から作業を見るのです。
けれど、すぐに砂で窓が曇ってしまいます。
うっすら曇りガラスを通して見ている状態ですから 被せが薄いときは 難儀します。色が消えないように マバタキしないで凝視しています(笑)気づくと 何故か息も止めています(爆)

ペアワイングラス 出来上がり♪



内被せワイングラス 出来上がりました。

色を被せている分けでもないのに、外にも彫りこんでいます。
これは 一つには滑り止め。
グラスを洗ったりするとき、水に濡れると滑りやすくなります。
内被せのものをスルッと落として 割ったりしないように・・・。

二つには、グラスに空間を感じさせてくれます。
内側と外側にガラスを挟んだ厚みを感じさせてくれるのです。
そのことによって、作品の奥行きが生まれます。

けれど、手間は倍になります(笑)

現在 スケジュールが詰まりに詰まり、毎日こつこつと起きるや否やブラスト機に向かう日々。
夜はデザインとカットで明け方まで 作業しています。
サンドブラスト作家とは こういう生活です(笑)
味気ない この生活の中で美しい作品を次々生みだしていくのですね~(笑)
がんばるっ♪

あ!つい忘れてしまいます。
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内被せ段彫りグラス「クリスマスローズ」途中経過



ずっとお客様にお待ち頂いていました。
やっと製作に取り掛かっています。

昨年11月末の個展でご注文頂いたお品です。
そのときは、1個製作したものが 売却済みになっていて
お客様に「こちらの在庫はもう ございませんか?」と
ご質問を頂き・・・『は!確か あったような』(爆)

それでご注文を頂きましたが、こんなに遅くなってしまいました。
お客様は「いつでも・・・」と仰って下さったので
すっかり お言葉に甘えて・・・たはっ・・・。

こちらは クリスマスローズをグラスの内側に彫りこんでいます。
内被せですが、被せが薄いっ!!
この薄さで段彫りです~~~~(汗)
ご注文のお品ですので 失敗は許されません。

何とか 内側は今日 彫り終え、これで半分。
グラスの外側にもこれから またシートを貼って絵柄を描きカットして彫ります。
ペアで創りますから、四分の一ってことか。
大変 お待たせしてしまって 本当に申し訳なかったです~~。

クリスタル被せ宙吹き「桜宵」大皿



この大きなお皿は直径30センチ強。
宙吹き作家さんにお願いして吹いて貰ったものです。
外被せで、ネオジウム→金赤→透明の三層になっています。
金赤は厚めにたっぷりと使ってもらいました。
宵の空気はネオジウムで・・・桜は金赤で表現するつもりでした。
その筈だったのですが、彫ってみたら・・・!!

ガガ~ン!彫っても金赤が見えてこない!!
宙吹き作家さん、どうやら被せる順番を間違えたようでした。
金赤→ネオ→透明で被せてあるようです。
ドイツのガラスでネオジウムは青味が強い色なので、美しい金赤は見えなくなってしまいます。
宙吹きの作家さんは、サンドの時の被せ順には 無頓着。

でも 何とか彫り終えたのがこの作品です。

通常 展覧会などのスケジュールはかなり前倒しで作品リストを提出します。リスト提出の頃には まだ出来上がっていないことも多いのです。って・・・いつもかも(笑)
大きさや名前を入れてリストを提出しているので、もう今更・・・。
と言うところがあります(笑)

このお皿を作ったのは4,5年前だと思います。
とてもお高かったように記憶しています。
そして何より クリスタルは重いっ!
今日久し振りに撮影のためよいしょって持ったら・・・
『え!こんなに重かったの!!』ってビックリしました(笑)

これの他のクリスタル被せ宙吹きの花器は、5Kgありました!
彫って彫って 4.5Kg・・・つまり500g削った訳です(爆)
お肉で500gでも結構あると思います。
ガラスを粉にして削っての500gって どんだけ~~~~~!
サンドブラスト作家って ハンパじゃありませんからっ(笑)

さてさて、この「桜宵」桜の妖気は表現できているでしょうか?
現在の私だったら もっとこうしたなぁ~って思うところはあります。
と言うことは 少しは成長したのかな?(笑)




妖しの美



ラフェル前派のダンテ・ガブリエル・ロセッティをご存知でしょうか?
私は彼の描く女性がとても好き♪
彼自身の生き方も 何と言いましょうか・・・。
常識の枠からはみ出しています。
その彼の描く女性は あるときは挑むような魅惑的な表情。
あるときは女神のような神々しい表情なのに、どこか生々しい。
そういう 妖しい美しさがあります。

今日 近くの桜を廻って見てきて、そんなことを思いました。
画像の桜は西日を浴びて、染まっています。
妖しい美しさが漂っているように感じるのは私だけ?(笑)
あちらの世界へ呼び込まれる感覚・・・。
どこのあちらの世界?(笑)

京都の円山公園の桜も 妖気を振りまいていました。
美しかったなぁ~。

こんなことを考えているときは、私もかなりアヤシイ人(爆)
桜の下で愛犬を引っ張って、ぶつぶつ言いながらカメラをパシャパシャ!
時々「う~ん!」とかニヤニヤしてます(爆)
そうそう、何年か前 桜の妖気を彫りたいと創った作品があったっけ。明日にでも 探し出して写真を撮ってアップしましょう。
この時期だけですものね。
桜の話題は 期間限定です♪

プロフィール

reiko

Author:reiko
サンドブラスト技法を中心にしたガラス作家です。
ガラス作家の日常を面白おかしく書いています。
どうぞ宜しくお願い致します。

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