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2009年365日



2009年は1月に持病が悪化して入院から始まったのでした。
いやはや、自己管理の必要性を骨身にしみて実感したのでした~(笑)
とは言うものの…入院中も特別許可を頂いて、夜中2~3時位までデザインしたりしていたんですけど(爆)
果ては病室のベッドにガラス器を持ち込んで、シートカットまで始めてしまいました。きっと 困った患者でしたね~(笑)
病名は『ワーカーホリック』なんちゃって(笑)

ですけれど、入院して学びましたので ちゃんと普通に6~8時間は寝るようにしました。そのおかげで その後はまぁまぁ元気で過ごしています。今までは寝る時間を削って ガラスを創っていましたから・・・。徹夜を何日も続けたりは極力避けるようにしています。

皆さまも休息・睡眠はキチンとお取り下さいね。
悔しいことに人間である以上は 休まないとダメみたい。

短いですよね~24時間のうち、6~8時間寝てしまうと・・・。
1日があっという間に終わってしまいます。

それでも、今年はチャレンジの年と決め(隔年で個展をしますので今年は個展が無い年でした)積極的に 公募展に応募したり新しいところで展示したりしてみました。
結果1月から12月まで 展示が無い月はありませんでした。

しか~し!それはやっぱり 頑張り過ぎでしたね(笑)
搬入・搬出なども多く 展示が重なったりして もう~!ドタバタの連続でありましたので 反省材料として今後はもう少しセーブいたしましょう。

え~~~・・・『今年は個展が無いのでゆっくりする』って入院中は思っていたのです。
だって 入院中は『病気だ!』『病気だ!』って毎日言われ続けているんですもの。ちょっとは おとなしくなりますわ(笑)
別に病気が全快した訳でもありませんが(笑)
退院したら きれいさっぱり忘れちゃいます~~(爆)

来年は・・・。
むふふ・・・密かに心に決めています。
内緒で~す。
ですけど、こうして年の終わりに また ブログに書けるように実現していきたいと思っております。

来年の目標は…果てしなく遠いことのように思えます。
今年も そう思っていました。だけど、自分で決めたことは自分で実行するより他ありませんから。
勇気を出して 前へ進んで行きましょう~♪

皆さま 良いお年をお迎え下さいね♪
 


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胸の中の鉛玉



多分 私は硝子をお仕事にしてから大変恵まれた経過を辿っているのだと思います。
他の方からご覧になれば そう写るのではないかしら。

自分にしてみれば、大変な挫折の連続なのです。
そして胸の中は 大きな鉛玉がデ~ンと詰まったりしています。
いつも『これでいいのかしら?』って逡巡しているのです。
これも 他の方からは自信ありげに見えるらしいのですが・・・(笑)

作品を公募展に出すのも『これでいい』って自分に納得させたいからかもしれません。
いつも とても苦しいです。

多分 一生そうなんだと思います。

また 工芸作家としてはそうであってもいいのではないかとも思います。

とある高名な方に私の作品を評して頂いたとき 作品の方向性について悩んでいる…と申し上げたことがあります。
その方は「あなたは自分の世界を持っているのだから、このまま進化を続けて行けばいい」と言うようなことを言って下さいました。
グラグラするな・・・と。

グラグラしている…のとも少し違うのですが、言葉にするのは難しいです。私はどう逆立ちしても 私以外の何でもない。
それは分かっています。そのちっぽけな私にもっと出来る何かがあるのでは?って常に探っています。
前に進んでいるのか、後退しているのか?

今日も とある高名な先生にご相談と言うか、アドバイスを頂きました。大変 好意的なアドバイスで涙が出そうになってしまいました。
悩んで悩んで 悩んでいたことがありました。
このままでは 息が出来なくって死にそう!って思い切って お話してみたのです。

作品の美術性や芸術性、オリジナルティ 加えてハイレベルな質。
どんなに追求しても終点はありません。
いつも 胸の中に重くて大きな鉛玉を抱えて、走って行くより他はありません。
自分が好きなガラスなんですものね。
そうやって 自分を追い詰めて 初めて人の心を動かす作品が生まれるのかもしれませんね。

今年もあと僅か。来年も頑張るっっ!

画像は孔雀の樹の製作中の画像です。

作品がお嫁入り



作品が売れることを『お嫁入りしました』って言います。
どうしてなのかな?
アマチュアっぽくて抵抗があったけれど、やっぱり 私も『お嫁入り』って言ってる(笑)

丹精込めた作品だから…。
愛情込めて送り出すから?

でもやっぱり、『売れました』ってこれからは そう言おうかな?
作品を売って生業としているのですもの。
それにね、何故か作品に未練を残すようで 気恥ずかしい(笑)
正直に言えば ちょっと未練はあります(笑)
だけど、前に進むには さっきまで死に物狂いで創っていた作品でも 次の作品はより成長していなければならないって思います。

自分に常にそう言い聞かせています。

だから どんな作品も売りたくないって思ったことは無いし 執着しないようにしています。

先日 賞を頂いた『孔雀の樹』ランプが売れました♪
お買い上げ下さった方は 今まで 私の作品を幾つも買って下さった大変に目の肥えた方です。
そのお客様のお目がねにかなったことを 幸せと思います。

私は売れ筋を意識しないで 作品を創っています。
私の創った作品をお気に召していただいたら もう!本当に嬉しいことです。
こんな幸せな気分を味わえるなんて、作家って凄いお仕事です。
つくづく そう思います。
有難うございます。私の作品を愛して下さる皆さまにそう申し上げたいです。

画像は孔雀の樹の一部です。


ランプ素材



大きな段ボールの中身は、こんな素材が幾つも入っています。
このランプ 思ったよりしっかりとしたアイアンのスタンドでした。
こういったスタンドは根元がドッシリとしていないと安定が悪いのです。

硝子もどっしりと大きめの重い硝子でした。
形も気に入りました。
高さは50センチ以上あります。
(大きさの比較におみかんを置いています)

どんなデザインにしようかな~♪

新しい素材が届くと 何だかウキウキしてしまいます。

素材を生かすも殺すも 作家次第です。
頑張って素敵なランプに仕上げたいなぁ~♪

続々と宅急便が~!



いよいよ今年も残すところ後10日を切りました。
ここのところ我が家は段ボールに埋もれています。
次から次と宅急便が~~!
お歳暮じゃありません(笑)
私の作品達や、仕入れたガラス器達。

今日は東京都美術館の『日本手工芸美術展』から 金賞を頂いた【孔雀の樹】ランプが帰ってきました。
大きなランプなので、2個に分けて梱包して下さいました。
手前のおみかんが載っている箱は、やはり賞を頂いた【白藤山鳥】の水指が京都市美術館から帰ってきたものです。
後 パリからの作品も近いうちに帰ってきます。

こういった作品達は壊れやすいガラス器なので、大変慎重に梱包して下さるので(美術品専門の業者さんが梱包してくれます)クッション材がた~~~っぷり入っているのです。
もう 本当にタップリです(笑)

先週 渋谷東急本店での展示を終えて、搬出してきた作品達をやっと片付けたところなのです。
そして今日はこの写真を撮った直後に、また大きな段ボール2個が届きました~(笑)
宅急便屋さんが一回で運べず 2往復して持ってきてくれました。
それは 仕入れたガラスのランプです。
また 後ほどアップしますね。

こんな風にどんどん大きな段ボールが溜まって行きます~。
工房は7畳ほどの広さですが、ブラスト機が2台と作業机・愛犬専用のソファが置いてあります。大きな段ボールに埋もれてしまいます~~!地震があったら この段ボールのままの方が絶対安全だけど、嵩張ってどうしようもないので 一々 安全なクッション材の繭から作品を出して収納します。
今夜も大仕事になりそうです~(笑)

気になっていること



とっても気になっていることがあります。
渋谷東急本店での展示で、オーナメントの売れ行きが良かったのです。
大変 有難いことで、それ自体は嬉しいのですが・・・。

当然 私がいない間にも幾つも売れています。
私はお当番やお客様をお連れしたり、まるで会場に行かなかったのは1週間のうち2日だけなのです。
その間にいらして下さって、お買い上げ下さったお客様はどなたなのか 全く分かりません。

そのお客様に サンドブラストのご説明をしたのかどうか?
多分 そんなことは無理だと思いますから、何もご説明していないのだと思います。
それでも作品が作家の全てなのですから 割り切ればいいのかもしれません。

だけど・・・私の作品をあの綺羅星のごとくのガラス作家の中から選んで下さった大切なお客様を 私は知りたいのです。
会って 御礼を申し上げたいの。
これって変でしょうか?(笑)

今はプライバシーの時代ですから、そんなことを望まないお客様もいらっしゃるかも知れません。
でも、私がその場にいるとき、ご説明申し上げたお客様に 「個展などのお知らせを差し上げてもよろしければ こちらにご住所を・・・」と言うと 書いて下さった方も何人かいらっしゃいました。

作家歴をお買い上げ品に添えてはいますが、住所と電話それに私の経歴だけで 私の想いは書いていませんもの~(笑)

デパートでの展示では仕方ないのでしょうね。
と思いつつ・・・何だかスッキリしないのです。

美術名典2010



毎年 12月になると、この美術名典が届きます。
所属している日本手工芸美術協会から手配して下さるのです。
私の名前も掲載されています。
だけど、こんなに分厚い~~~!
その中に 画家・書家・工芸作家のお名前がぎっしり。

一体誰が見るのかな~(笑)
聞いた話では、ギャラリーや図書館 デパートの美術売り場の方などが見るらしい…??
数種類 こういった作家さんの名前が載った本があるようです。

名前が載ることは大変名誉?らしいです。
あんまり分厚くて見る気がしないのですが、面白いページがあったのでご紹介します。
近現代工芸 団体の成立と変換っていうページ。
画像はクリックすると大きくなります。
私の所属する 『日本ガラス工芸協会』と今年賞を頂いた『新匠工芸会』が出ていました。

へぇぇ~って見ていると、知らなかったことが一杯で参考にはなりますね。

学ぶべきこと



JGAAのクリスマス展が終了しました。
わざわざ 足を運んで下さった皆様、本当に有難うございました。

個展や美術展など展示の度に 工芸作家としていつも沢山のことを教えて頂いているように感じます。
学ぶべきこと・・・沢山ありました。

搬出の今日 ちょっと感動しちゃったことがありました。
JGAAのA先生とお話しているとき・・・。
A先生のお勧めで今年の春 『雪のデザイン賞』へ応募しました。
(A先生はサンドブラストの創生期からの方で大先輩です)
その結果 奨励賞を頂いたので、御礼を申し上げていました。(はい、今頃・・・です 笑)

A先生も何年か前に『雪のデザイン賞』で大きな賞をお取りになっています。
「表彰式には行ったの?」「いいえ、石川県なので・・・」
何年か前 A先生はいらしたそうです。そして「凄く勉強になったよ。行った方がいいよ」と・・・。
「人の作品を見るのは 勉強になるよ」と・・・。

また、デザインコンセプトの捉え方についても
題材をそのまま捉えるのは、捻りが足りないから良くない…。
恐らく 自分の世界と言うフィルターを通して表現しなさいってことだと私は解釈しました。

A先生のような大先生がそんなことを私のようなひよっこ作家に教えて下さるそのことに感動しました。
JGAAの先生方は皆さん そんな感じで 分け隔てなく大切なこと・感性を刺激することを教えて下さいます。

学ぶべきことは沢山沢山あります。

また、見にいらして下さったお客様からも 学ぶことも多いのです。
そうやって ひよっこ作家は育っていきます。
これからも 宜しくお願い致します~~~♪

画像はまったく関係なく 昔の作品です。



表彰状



上野の東京都美術館で開催中の「日本手工芸美術展」へ行き、表彰状を頂いてきました。
家族が見て「立派な表彰状だな~」って(笑)

それを見ていて想い出したことがあります。

私は幼いころから、どうしてか表彰状を頂くことがあったようで あるとき それが束になってドバッと出てきました。

まぁ、学校で絵を書くと良く表彰して頂いていたのでした。
昔の学校は 今ほど公平性にうるさくなかったのでしょう。
いつも同じ子供が絵を描く度に表彰されても、父兄から文句も無かったのかなぁ(笑)

私は慣れてしまい、もう 表彰される誇らしさも薄らいで(なんて贅沢でしょう!)記憶も残っていません。
けれど、その頃私を育ててくれていた伯母が 大切に取っておいてくれたのです。
美術の大学への進路を勧めてくれたのも その伯母でした。

私は文学がとても好きで、どちらへ進もうか悩んでいました。
その悩みは生涯続いているのですけれど・・・(笑)
結局 美術的なことを選んだ形になっています。

ガラスをお仕事にするようになってからの 表彰状はとても重く 私にとってどれも本当に大切な宝物です。
そうなって初めて 表彰状の有難味を知ったのですね。
まったく 遅過ぎだっちゅうの(笑)
これからは 表彰状 大切にします。

あれ・・・・あのドバって出てきた昔の表彰状・・・どこにしまったっけ?(爆)

JGAA クリスマス展開催中♪



今日は私はお当番で、渋谷東急百貨店本店8階工芸ギャラリーに詰めていました。
お友達も来てくれました♪
有難うございました♪

やはり、オーナメントは好評で 目を留められるお客様が多かったです。
頑張って創った甲斐があったなぁ~♪


土曜日なので、渋谷の街は人が多く賑わっていました。
クリスマス・シーズン突入と忘年会?(笑)
どうぞ 皆さまもお出かけ下さいませ♪

お買い上げの折は「プレゼントです」と仰っていただくと デパートですので、可愛いラッピングして下さいます。
うふふ、ご自分用でも そう仰るといいかも~♪

私も自分にご褒美で、他の先生の作品予約しちゃっています♪
ガラス好きなら とても見応えあります。
画像は私のコーナーです♪
お買い上げ品はお持ち帰り出来ますので、オーナメントが減って来ています。

プロフィール

reiko

Author:reiko
サンドブラスト技法を中心にしたガラス作家です。
ガラス作家の日常を面白おかしく書いています。
どうぞ宜しくお願い致します。

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