fc2ブログ

サンドブラスト作家への道◆表現◆



サンドブラスト作家さんが増えますように…志す方が増えますように…って願ってこのシリーズを書き出しました。
また 志す方のほんの少しでもお役に立てたらいいなぁって思っています。
私もまだまだ ひよっこ作家ですから どこまでお役に立てるか?
分かりませんけれど(笑)

ここしばらく、メッチャお仕事に没頭していて更新できませんでした。
今朝 やっと一つ 目鼻がついたので、更新しますね♪

お待たせ~…って誰が待ってるの~?(笑)
でも、めげずに(笑)
今日は◆表現◆について・・・。

作家と言うからには、ガラスを使っての『表現』を作品に現す訳です。当たり前ですね。
サンドブラスト作家さんは かなり植物モチーフを多用します。
私もそう・・・。
ですが、植物をデッサンしてそのまま 彫り込んで表現なのか?と言ったら どうでしょう?

そこに 貴方の表現は存在しますか?

厳密に言えば デッサンと言っても ご自分なりに書いているのだからご自分の表現…と言えば言えなくもありませんが。
かなり へ理屈っぽい(笑)
本当にご自分なりにそのデッサンに 何かを込めていますか?ってことです。
ただ、見えたように描いて そのまま彫っているのでは?

ここが難しいところなんです。
多分 一番難しい・・・。でしょ?(笑)

そこで、凄く凄~~く嬉しいヒントを。

◎コンセプトを考えてみる………例えばん~っとドングリを描いたとします。実はツヤツヤしていますか?葉はどうですか?

葡萄でも何でも実がなる頃は 葉は枯れ始めています。それは養分を実に蓄えているからです。そこに ドラマがあるではありませんか!
貴方は何を感じますか?
それを表現してみましょう。
それが作家です。

まだ まだ ヒントはあります。
だけど 私が考えてる全てを生徒さんでも無い方に みんな教えるのって勿体ない(笑)
後はご自分で考えてみて下さいね♪

冗談はさておき REIKO流が全てではありません。
貴方流がある筈なんです。
見つけて 貴方流の表現、貴方の世界を築き上げて下さいね♪

デッサン一つ 取っても、幾つもヒントがあるのです。
デザインだって、彫り方だって きっとヒントはある筈です。

そんなに簡単ではありません。
私も未だに捜し続けています。探りつづけています。
だけど 楽しいです♪

そうそう、忘れてはいけないことを・・・。
独りよがりにならないように気をつけましょう。
そういった意味でもコンテストや公募展に応募してみることを お勧めしています。
冷静で鑑識眼のある方の審査で 見て頂くことは重要だと思います。

画像は今朝まで創っていた植物モチーフです(笑)


スポンサーサイト



私の使用している◆サンドブラスター他◆



私は現在 直圧式のサンドブラスターと循環式のブラスター2台を使っています。
ここで言うサンドブラスターとは 木や鉄で出来た大きな箱(ブラストボックス)を含めます。

循環式は十篠さんという会社の『プチサンド』です(画像参考)
購入時期は多分7年位前だったと思います。
コンプレッサーとセットで30万円程?
すみません~!非常にあやふやです(笑)
コンプレッサーは15万円位したと記憶しています。
だからブラスターは15万円程度だったのでは?

集塵機は家庭用の掃除機でいいと言われました。
何年かそうしていましたが、掃除機はすぐ壊れるし フィルターのお掃除が大変で 沢山粉じんを吸ってしまいそうです。
お勧め出来ません。
メンテナンスは、特に何もしていません。
壊れた!って慌てて 十篠さんへ電話したことは数知れず。
でも、ホースに細かいゴミが詰まっていたり 
ブラストガンにそのゴミが詰まって穴があいてしまったり その位のことしか起こりません。
ブラストガンは年に何度か すり減ったりもしますので直してもらっています。
こういうことを考えると、長いお付き合いになりますので 信頼できる所の機械を選んだほうがいいでしょうね。


今はこの『プチサンド』では庫内が狭くなってきました。
大きな宙吹きなどを彫ることが多くなって来ましたので…。
それでもう1台循環式のブラスターを探しています。
この『プチサンド』は案外 優秀です。
私の作品はほとんど この『プチサンド』で創っています。

けれど、ご覧のようにのぞき窓が上から見るように設計されています。
非常に見やすい分、かじりつくような姿勢になって長時間の作業は疲れます。



一方の直圧式は、姿勢も楽。循環式の数倍早く彫れますので
効率も非常に良いのです。

ただ 直圧式の宿命といいましょうか…砂の勢いが強いのでブラストボックスから砂が結構洩れ出てきます。
また、直圧式はブラストボックスに溜まった砂を下へ落としバケツで受けタンクへの入れ替えが必要になって来ます。
その砂の入れ替え時に うっかりすると砂がバケツからはみ出てこぼれたり もうもうと砂が舞います。
集塵機のホースを抜いて、もうもうの砂煙を吸い込ませていますが
その一連の作業中も 勿論 マスクを着用なさることをお勧めします。
直圧式のブラスター使用時は 常にマスクを使用した方がいいと思います。

作業する場所は 住居内には向かないと思います。
(例えば、リビングの隅で作業したい…とか お子さまがいらっしゃるおうちでは 粉じんが心配です)

別に工房などがある場合は直圧式はとてもいいと思います。
砂のお掃除は結構大変ですけど。

直圧式のお値段…これはすっかり忘れてしまいました(爆)
ワタベさんの機械です。
何かあると ワタベさんへSOSしています。
すぐに対応して下さるので、大変に助かっています♪
機械に弱いので、そういう心強いところから機械を購入しないと 困ってしまうのです。

集塵機はマキタの集塵機を使用しています(画像参照)
この集塵機は4~5万だったかな?
もっと早く替えれば良かった!と思いました。
今のところ まったく 故障などはありません。
マキタの営業所は 結構あちこちにあって、うちから車で30分程でいかれるところにあります。


コンプレッサーはそろそろ 寿命なのです。
お値段は15万で、当時は高いのね~!って驚いたのですが、コンプレッサーとしては中の下 辺りのお値段です。
今度はもう少しいいのを買わないとなりませんね~(泣)
激しく使い込んで7年持ったのですから、まぁ優秀です。
カネマツという会社でしたが、今はマキタに合併しています。
オーバーホールもマキタで2回程してもらいました。
何でも 釘打ち用のサンドには向いていないコンプレッサーと言う話も聞いていますが まぁ 問題無く使っていました。

全て家庭用100V電源で使用しています。

こんな感じです。
何かのご参考になれば 幸いです。

サンドブラスト作家への道◆コンテスト◆



今まで 誰も教えて下さらないことを 私の知る限りささやかですが、書いていきたいなぁって思っています。
今回は 美術展に応募することについて・・・。

教えて貰えないって言うことじゃ無く、多分そういう経験を数多くこなした人が沢山いらっしゃる訳ではない…のだと思います。

だって、初めの頃はサンドブラストの作品をコンテストやらに出すこと自体 私もいいの?って恐る恐る応募していました。
今まで サンドブラスト作品をあまりご覧になっていないコンテストも沢山あると思います。
でも そういったところでは、逆にチャンスもあるのです。
インパクトのある作品で応募すれば、入選~ってことも。
私はダメで元々。そう思ってチャレンジして来ました。

ガラス工芸を応募枠に入れているコンテストでは、サンドブラストも当然OKの筈です。
美術団体は 沢山沢山あります。
アンテナを張って ご自分でもチャレンジなさってみたら 学ぶことは山のようにあります。

既にサンドブラスト作品で賞を貰っている人がいたりする美術展は 一長一短があります。
サンドブラスト作品で応募する方が既にいらっしゃる訳ですから、当然 比べられます。サンドブラストに目が肥えた審査員がいらっしゃる訳です。技術・デザイン 共にかなりの自信がないとお勧め出来ません。(以前 ブログにも書きましたが 冷静な目でご自分の作品を見なければいけません)

けれど、そこに敢えてチャレンジなさって通れば 大きな自信になると思います。

3年程前、関西でサンドブラストの応募作品が全体の3分の一位の美術展がある…と聞きました。わぁ~!いいなぁって思いました。


その関西の美術展に応募してみようかな~って考えていました。
でも いざ…と言う段階になって躊躇いが出てきました。
何だか…ケンカ売ってるみたいじゃないかしら?って。
その美術展は規定は無いものの、ほとんどの出品者が関西圏の方です。そこにいきなり東京のREIKOが殴り込み?
万が一 間違って入選しちゃったら、その分落ちてしまう方も出る訳です。これは 恨まれちゃうなぁ・・・。
そんなこと思いながら作品を作るのは嫌です。
テリトリーを犯す?
それで 止めてしまいました。

こういったことは、強引さを嫌う私の性格ですので こうした方がいいよってことではありません。
そんなことは気になさらない方であれば、何も頓着なさらなくって結構なんです(笑)


地方にお住まいの方は、その地方自治体や地域の美術団体が主催する美術展などがきっとあると思います。
その美術展が全国展開をしていると、当然レベルは上がってくると思います。全国から応募がある訳ですから。
また、聞いたことがある美術展 メジャーになればなるほど、レベルは高くなります。

しかし、忘れてはいけないことがあります。
どんな美術展でも たまたま運が良くって 間違って入選したり賞を貰ったりしちゃうことがあるんです。これ、私の実感です(笑)
ですから 1回だけで満足してはいけません。
何度か 賞を頂いて 初めてご自分を「頑張ったね」って誉めてあげられるのかな~?なんて思います。
またまた ちょっと厳しかった?(笑)

そして、復習で~す。
美術展に作品を応募するときのお約束。
その1・・・必ずオリジナルデザインで
その2・・・宙吹きを使いましょう

次回は サンドブラストの機械類について… 私の苦手な分野です(笑)機械に弱い私でも何とかやってこれていますので、どんな機械を使っているのか メンテナンスはどうしているのか などなど。
サンドブラストをなさっている方は、皆さん機械を買いたいけど・・・って一度や二度は必ず思い悩んでいらっしゃると思います。

画像は 「孔雀の樹」ランプのシェード・・・シートを貼り付けてカットしている段階のものです。
「孔雀の樹」ランプは昨年末 日本手工芸美術展で『金賞』を頂きました。売約済みです。




閑話 ◆マダムとオバサン



ちょっと、前回がお堅い話でしたので 軟らかいお話に(笑)

え~…わたくし 微妙なお年頃なんですの(笑)
早く言っちゃえば、オバサンと呼ばれる年代です(爆)

でもでもね、オバサンって抵抗あります。
なんとなく・・・。
現実は まごうことなくオバサンなんですけど(笑)

目指せ マダム!(シャキーン!)って心がけています。
たはっ!気恥かしい~~~(汗)

とは申せ…どこから見ても完璧なオバサン体型(一説にはドスコイ体型とも言う)あ!ここで 笑った人 私に会ったことある人です(爆)
まぁ 無理があるわけでございますの。
だから 気分だけでも マダ~ムで行こうって心意気ですわ!

世は団塊の世代が溢れています。
同じお年頃の皆さま、ご一緒に頑張りませう。
オジサンではなく、ダンディと言われたいではございませんか。
オバサンでは無く、マダ~ム・・・と。

体型なんて DNAで決まってしまうものです…(ここからして 既にダイェットをする気ゼロ)
そんなこと気にしないで、心意気で勝負いたしましょう(簡単だからね~、努力はあんまりしたくない)

まずは セコセコするのはやめましょう。
大人の成熟したマナーを見せつけてあげましょう~♪
エレガンスとは何かを 若い方に教えて差し上げましょう♪
キチンとした日本語を使いましょう♪
攻撃的態度は精神の未成熟として封印、 大らかに暮らしましょう♪
どうしても攻撃の必要があったら 一撃でガツンと…に留めましょう。

なんて心がけていますが・・・???いかがでしょうか。

やっぱりね、ある程度年齢を重ねると 若い方のお手本にならなくっちゃいけないって思います。
人間として 先輩として。
ですから、同じ年頃の方で 信号無視して自転車をすっ飛ばし 挙句 放置自転車の列に突っ込んで、お買い物してる姿は 見たくありません。
お急ぎとは思いますが、列への横入りもやめましょう。
死語となった「気高く」とか「優雅」とか「品良く」とか「よそ様にご迷惑をかけない」とかを復活させようではありませんか。

あ~~~、賢明な方はお気づきと思います。
ほとんどが Let'sです(笑)
はい、心意気ですから~。
わたくしは実行致しております…なんて 言えませぬ(爆)てな訳で…チャンチャン♪
お後がよろしいようで・・・(笑)

画像は何の関連も無い 作品写真です。

サンドブラスト作家への道 ◆目◆



『目』と言うのは 確かな目を持つと言うことです。

現代は情報社会です。
いつでも、パソコンで検索してみれば大抵のことは分かります。
新聞・テレビ・携帯など情報が溢れています。
調べれば何でもネットで、簡単に知ることも出来て本当に有難いと感じます。
ただ、情報を鵜呑みにしないで 実際にご自分と言うフィルターを通して考えてみて下さいね。


そして、美を見極める『目』を持つ・・・これは作家の大切な資質です。
ご自分の作品に関しては甘くなるような『目』は確かな目とは言えません(笑)
何故か最近 多いです。ご注意下さいね(笑)
一生懸命作ったので、愛着が湧くのは人情ですが、美と言う観点から冷静に見極めなければいけません。
確かな厳しい目にさらされてこそ、作家は成長します。

私だったら 割っている!と思うような作品を意気揚々と発表なさる方も・・・おっと!これは厳しすぎました(笑)
泣きながら 金づちで割った作品もあります。
泣くのは悔しいのです。自分の思ったようなイメージに 技量が足りず 出来なかったから。それと、お高い宙吹きなのに~~~って(爆)初心者作家の頃のお話ですけれど・・・。

ここ、敢えて削除せず載せます。

もう一つの大事な『目』に関することだからです。
自分のイメージの『目』です。
サンドブラストは素材を彫って絵柄を表現します。
最初の素材から 出来上がった作品をイメージする…このことは重要です。それが出来ないと 上手くいきません。

訓練だと思うのです。
小さなグラスにしても、出来上がりをイメージしてから 彫ってみて下さい。例えば 今回は裏彫り(柄を彫り込む)だけど、逆に表彫り(地を彫り下げて、柄を残す)にしたら どうなるか・・・。
簡単なことですが、複雑な多層被せなどになると なかなか混乱してしまう方もいるでしょう。そう言う場合は 絵を描いて色を塗ってみて下さい。しっかり 頭の中にそういう回路を作っておけば、複雑な被せでも困りません。

また、段彫りの順番を間違えることも少なくなるでしょう。
(これ、サンドをやっている方なら ここ笑うところです、笑)

私の作品は ハンパ無い段彫りの段数です。
何十段が当たり前。その上 複雑で細かい図柄も多いのですが、余程 徹夜続きなどでボ~っとしているとき以外は あまり注意を払って段彫りしている訳でもありません。
出来上がりのイメージがあるから、間違いが少ないのです。


最後に大きな『目』を持つ・・・このことをお話します。
大きな『目』と言うのは、今のご自分がどこにいるのか そして何をしたいのか。
世界情勢や日本の未来において、ご自分のなさりたいことは どうやったら上手くいくか 見極める大きな『目』です。
まぁ、とても難しいことではあります。世界情勢なんて、そう簡単に分かる物ではありません。

それでも、世界に進出したいなら 目指すべきところは海外の公募展とか 世界に通用する作品はどんなものか 考えながら製作して行けば見えるものはある…そう思います。
大変 時間のかかる道だけに しっかり見通し まっしぐらに進みたいところです。

わたくしは そのような大それたことは思っておりませんので、どうぞ誤解の無きようお願い致します(笑)
私の願いは サンドブラストが多くの方に美しい物を作れると知って頂くことです。あしからず(笑)

画像はまったく関係無く、冬のガマの穂です。




サンドブラスト作家への道●素材●



サンドブラストは結構色々なものに彫ることが出来ます。
ガラスは勿論 ミラー・木・タイル・金属・陶器・アクリル・布地などなど・・・。

ここでは、サンドブラストで主に使うガラスの『素材』(生地)のお話を致しましょう。
ガラスと言っても大きく分けてクリアガラス・色被せガラスがあります。
形状は 器もの・板ものに分けられるかと思います。
製作法で分けると、型吹き・宙吹きがありますね。
(あくまでも一般的なくくりです)


『型吹き』は 型に溶けたガラスを入れて吹くので 同じ物が幾つも作れます。
最近は被せガラスの日本のガラス屋さんが 少なくなってきていることは 以前も書きましたが、段々と日本製は入手が難しくなってきています。この辺りが悩みの種です。
中国製を扱うところが増えてきています。お値段も上がって来ています。


型吹きとは言っても被せガラスは製作が難しくB品が多くなるようです。

(注:A品がいい状態のもの B品は色むらがあったり、泡が入ったりちょっとした問題があるもの C品 D品などもあるそうです)

日本製の被せガラスは売っているところがあったら お教室などでのセールとか なるべく沢山買い貯めておきたいところですね。

一方、中国製の被せガラスは C/D品などを欠点を隠すようにブラストして とてもお安く日本にも出回っています。
ヤフーオークションなどでも見かけます。
日本で私達が生地を買うときより 遥かにお安く出回っています。

だから、余程 デザインや技術が秀でた作品で無ければ お安い中国製のものに負けてしまいます。
人件費や光熱費を考えてみても、中国より日本の方が経費がかかることは子供でも分かります。

中国のブラストも以前よりは技術も少し上がって来ている気がします。
対抗するには 卓越した技術が必要になって来ます。
しかし、残念なことに(?)あちらにはデザイン力はありません。
ガレに似せたデザイン位しか思いつかないようです。
だから やはり ここでもデザイン力があった方が強いという結論が出ますね(笑)ステンドグラスや切り子も中国の物が広く 安価で出ています。サンドだけでなく、他の分野でも恐るべし 中国!です。

お話を『素材』に戻します。

『宙吹き』もガラス屋さんが少なくなり、手に入りにくくなってきています。もう、作家さんにお願いするより方法がないかもしれません。少し前までは、ガラス屋さんに宙吹きの被せガラスのものが置いてあったりしたのですが…。
コンテスト・公募展に応募する作品は、『宙吹き』の物が一般常識なのです。前回触れました「オリジナル性」を問われるからです。
このことは また後日 テーマを絞って書こうと思っています。


宙吹き作家さんやガラス工房にお願いするとしても、サンドブラストの為の被せ色を考慮して なお且つ ガラスには膨張係数というものがあり 勝手に好きな色を重ねると割れてしまったりします。
彫ることを前提にした ガラス器の形状もご自分でデザインする訳ですから そう簡単ではありません。
初めは詳しい方に教えてもらいながら(お教室の先生とか)注文なさるといいかも知れません。

お友達でサンドブラストをなさっている方にお声をかけて ある工房に宙吹きを一緒にオーダーしたことがありました。
そのお友達は 初めてだろうから きっといい経験になると思いました。勿論 丁寧にノウハウを説明して 型紙を私がチェックして差し上げました。
そのお友達はとても苦労なさって 何とか注文を終えましたけれど、注文通りに出来上がってみると こうした方が良かった!と幾つも問題点があったようでした。
初めてでいきなり 一人でやってみるには、かなり大変なことかもしれませんね。

宙吹きは彫るのも、型吹きより難易度がぐっと上がりますが それもまた今度 書きましょう。

画像は宙吹きオーダーした生地です。
丸いグリーンの水指は「新匠工芸会」で受賞した作品に生まれ変わりました。









サンドブラスト作家への道●オリジナル●



ここ数年 私がサンドブラスト作家としてやっていくうちに 幾つか考えるべきことに突き当たりました。
しばらく そういうことを書いていきたいと思います。

私はサンドブラストを美術的に認めて欲しいと願い(現実はサンドは軽く見られがちです) 数々の公募展に応募したり こうしてブログなどを通じて発信したり 自分の作品も独自性を高める努力をして来ました。継続は力なり…の言葉通り 最近は公募展などを目指してサンドブラスト作品を創って行かれる方も増えてきているように感じます。

そういった中で 私なりに感じたこと まず 第1弾は
●オリジナル性●について書きたいと思います。

通常 サンドブラストを習得なさるにはお教室や学校・通信教育などがあると思います。
恐らく どちらでも 初めはデザイン画が用意されていて、技術面を教授されるでしょう。フランチャイズのお教室などではカリキュラムも組まれ初めは平彫り→裏彫り→段彫りと順に習得されるのだと思います。
その中にデザインの習得は存在しません。

それは、習う各人に任されているのです。

しかし どなたも気がつきません。

当たり前のように与えられたデザイン画で 一歩一歩階段を上って行きます。ある程度技術が進んだ頃にでも気がつく方は大変優秀です。
けれど、どうしたらいいのか 分からないと思います。

そこで、サンドブラスト作品などをネットで検索したりして 気の効いたデザイン・あるいは気に入ったデザインを模倣するのです。
しかし それを多少変えても 陽のあたる場所で発表してしまえば 立派な犯罪です。それは 人の知的財産を盗んでいるのです。
公募展などに入選したとしても分かった瞬間に 取り消されますし、その方に貼られたレッテルは簡単には取れません。決して なさってはいけません。


しかしながら、そう教えるサンドブラスト教室はあまり無いのか 生徒さん方はこの大事なことを ご存知無かったりします。

有料・無料のイラスト集などからの転用も勿論 論外です。
自分が描いたデザインで無ければいけません。

(注)あくまでも、コンテスト・公募展なのへの出品の場合です。

絵が描けない…それは貴方の問題です。

すぐに習ってもいいし、自分で練習なさってもいいです。
私も以前 人に絵を教えた経験があります。
どなたでも必ず描けます。ただし デッサンを続けなければ描けません。デッサンを毎日 練習して半年やってみて下さい。
コップでも鉛筆でも何でもいいので描いてみるのです。短時間で構いません。

それをしないで 普通の人が絵が描けないのは当たり前の話です。
それは描けないのではなく 描かないのです。

そこから先、デザインは個人の感性です。
残念ながらいいデザインは 誰にでも…と言う訳には行きません。
そういうときは いい先生につくことをお勧めします。
貴方の感性を刺激する先生です。

美しい物に敏感になって、ご自分の目を肥やして下さい。


●オリジナル●
自分なりの表現が出来るようになったら、大したものです。

ハッキリ言って、今 サンドブラストをなさる方は何万人といらっしゃいます。しかし、オリジナルの作品を作れる方は 数えられるほどです。チャンスは待っています。努力さえなされば…って私は思います。私も待っていますよ~♪

画像は オーダー宙吹きの型紙と出来上がった宙吹き素材です。
次回はそのことを書きましょう。


匂い桜が咲きました♪



今年の冬は例年より寒い気がします。
そんな気候でもお花はちゃんと咲いてくれる♪
お庭の匂い桜の花が綺麗に咲きました。

雪でも降ったらすぐダメになっちゃうのでしょうけれど、やはり東京は暖かいのですね。
冬に咲くお花は少ないので、何だか嬉しい♪
鉢植えの小さな株を そのままお庭に移し植えただけで、肥料も上げていません。強い花なんですね。

私もこんな強いお花になりたいなぁ~♪
さぁて、そろそろ本腰を入れてお仕事です。
2010年を実り多い1年にするために、地道な努力開始~♪(笑)

引出の整理



引出って言っても、私の頭の中の引出です(笑)
2009年の1年が終わり 忙しすぎて目先のスケジュールをこなすことだけしか出来ませんでした。
(それさえもアップアップで、取りこぼしたこともあります)

このまま 突っ走っていては忘れ物をしそう。

ゆっくり出来たお正月休みに 頭の引出の整理をしてみました。
昨年 途中で放置しておいたことが幾つかあります。
今年それらが完遂するかどうかは分かりませんが、手を付けなければいつまでたってもそのままです。

また、今年になって新たにやってみたいことも増えました。

全てガラス関連ですけど~(笑)

さしあたり、そろそろHPのリニューアルも・・・。
それとう~~~ん ネットショップの再開は どうするかな~。
結局 前回はネットショップの管理もままならず 閉鎖したのですがこちらはまた 同じことになってしまいそうだなぁ。
新しい作品を作っても 写真を撮って説明文を描いて掲載し 売れた作品をリストから外したり 定期的に作品を入れ替えたり…専任の人がいたらいいのですが…。私がするべきことが 増えすぎて来ちゃいました(笑)

作品も12月の個展に向け 計画的に創って行かなくてはなりません。
定期的な所属協会の展示もありますし。
作品の質も より高めたいので、実験的に試してみたいことも幾つかあります…。
引出を奥まで整理するとそういったことがどわどわ出てきます(笑)

循環式の機械もブラストボックスの大きい物に買い替える予定だったのが 買おうと電話したら「今、製作中止になっています」とのことで そのまま。
コンプレッサーも買い替えたいけど、何をどうしたらいいのか考える時間も無くそのまま。あ~あ、とっととやっつけなくっちゃ~~っ!
いたずらに焦る 年の初めであります~(笑)

寅年にちなんで虎の壺



お年賀状を見ていて、今年は寅年だった!って気がつきました。
私のお年賀状は作品の写真なので あまり干支を意識していなかったのです。

それなら 虎の壺があったのに~(笑)
今頃 気が付いても間に合わない(笑)
いつもお年賀状の印刷は12月に入ってからお願いするので、大慌てです。
昨年は丁度その時期に クリスマス展が重なり作家歴も印刷発注したり作品を創ったりで 混乱状態(爆)
結局時間切れで 今年の作家歴には暮れの日本手工芸美術展(東京都美術館)での受賞を書き加えられませんでした。

お年賀状は何とか最終校正(印刷の仕上がり最終チェック)で間に合い 付け加えることが出来ました。
12月は クリスマス展と東京都美術館の開催時期がダブってしまったので かなり忙しい思いをしました。

今年は12月2日から6日間 表参道で個展を開催します。
12月はまたまた 慌ただしく過ぎることでしょうね~(笑)


お年賀状を頂き、ゆっくり拝見して「この方はいかがお過ごしかしら?」って想いを馳せています。
とても美しいお年賀状があって 見ていて「ハッ!」としました。
やはり高名なガラス作家の先生のものでした。
研ぎ澄まされていて お年賀状一つでも その先生の美意識の高さにドキ!(私の尊敬する こわ~い先生です 笑)

あ~あ…私のお年賀状は 拙い作品の写真に昨年の活動ご報告をビッシリと書き連ねたものです。
『ご覧になって、私 こんなに頑張りましたの』って言っているようなものですね。
恥ずかしい人間です(爆)

いいんです。ココデヒラキナオル(爆)
私は私ですもん。イツモコレダ(笑)
ドタバタ走り回って 一生懸命真面目に作品を創っていきますもん。ソレッキャナイ(笑)

初笑い して頂けました?
ゲイニン?(笑)

プロフィール

reiko

Author:reiko
サンドブラスト技法を中心にしたガラス作家です。
ガラス作家の日常を面白おかしく書いています。
どうぞ宜しくお願い致します。

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR