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◆フランスの美術評論家◆



昨年11月にパリ国際サロン展に作品を出品しました。
パリで開催されます。
パリ国際サロン展は サロン・ドトンヌなどの著名サロン(展覧会)の関係者も多く訪れるとのことです。
日本・アメリカ・スペイン・フランスの芸術家が参加しています。

今日 出品証明書が送られてきました。
同時にフランスの美術評論家『ロジェ・ブイヨ氏』が 私の作品の批評をして下さいました。
「エミール・ガレ以降、まれにみる美しいガラス瓶である。
素晴らしく詩的である・・・」との嬉しい評を頂きました。

ガラス瓶って・・・!
まぁ、直訳なので仕方ないか(笑)
こんなに大きいガラス瓶あるかな~?
作品は高さ40センチの宙吹きの壺「龍流青嵐」です。
これ、他の展覧会にも展示するつもりなのであまり大きく載せません~(笑)

それにしても ガレと並んじゃうなんて とっても嬉しい~♪
ガレは 私の永遠のライバルです。きゃは♪

素材はオーダー宙吹きですから、形から被せ色 被せ順も全て私が考えデザインしたものです。

ゼロからの正真正銘の私のサンドブラスト作品と言えるでしょう。
ですから とてもいい評価を頂いて嬉しくなりました♪

今日は息つく暇なしで、ずっとサンドしていました。
途中 フュギュアスケートの安藤美姫からの演技を見ながらお昼を食べて キム・ヨナ 浅田真央を見終えて また夜までサンド・・・。
疲れましたが、何とか出来ました。

明日 遠く千葉まで 搬入に行きます。
ちょっと 疲れがどどっと来てるので、風邪ひいちゃったかも?

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◆あわや!時間切れっ~!?◆



昨夜はほぼ徹夜で作業するも、やはり到底間に合いませんっ(焦!)

注:)この画像はかなり拡大しています。

黒い塗料がごみのように着いています。
それを取ろうとして下さった職人さんが一生懸命搔き取ろうとした跡が見てとれます。
しかしながら、取り切れず その上ガラスに傷が無数についてしまいました。
この素材は クリスタルなので、ソーダガラスよりはるかに傷がつき易いのです。

グリーンのビニールテープはそれこそ1ミリ幅で刻み 丁寧に彫ったラインにピッタリ合うように貼り重ねました。
そりゃ 時間がかかるわ~~。

サンドブラストで、この黒い塗料残りを削り吹き飛ばします。
とは言っても 丹念にゆっくり・・・サンドしたラインのエッジの淵 そして鋭角に彫り込んだラインの内側にもしっかり砂を当てます。

昨夜は 約1ミリ幅のラインだけ残してマスキングしてみました。
(ラインの両側をマスキングしたのです~~っ!)
けれど やはり取りきれませんでした。

なので、今日は思い切ってデザインから見直して このラインから外側へ淡くぼかしを入れるようにしてみました。
そうすると ライン際の細かな傷も分からなくなります。

うん!これならいける!

しかし・・・・・・・・・悲しいかな 時間切れ!

うぬぬっ!何とか出来る可能性はないだろうかっ!

不屈の精神!公募主催団体へ交渉してみました。
ダメ元です。江戸っ子だぁ~い!
輸送搬入で もう申し込んでしまっているので、締め切りは明日26日まで・・・つまり今日発送しないければ 間に合いません。
直接持ち込めば27日が締め切りなのです。

結果 持ち込みをOKしてもらえました~~♪

それはもう~必死で訴えましたとも(笑)!(^^)!
たららら~ん♪

つまり 明日26日丸1日 時間に余裕が出来ました!
今夜と明日1日あれば 何とか 間に合わせられそうです。やった!
これで ガラスも満足してくれるでしょう♪

まぁ、審査の結果は期待できませんが(笑)
作品はちゃんと応募出来たのですから、これでよし。
江戸っ子は諦めもスパッとしてるんです。
やれるだけのことは 必死でやる。
後は 私の預かり知らぬこと。

さぁさぁ、今夜と明日 必死でやりますよ~~!
ガッツだぜ♪おほほ・・・はしたなかった?

◆緊急!トラブル続発!◆



今日はなんていう日でしょう。
トラブル続出です。


まず、ガラスのお教室の最中に娘から携帯に電話。
あ!ガラスのお教室は私がお教えしている方では無く、私が教えて頂いている方のお教室です。
ちょっと 思うところがありましてサンドブラストでは無く 他の技法もお勉強中なのです。

娘・・・タチの悪い風邪でずっとお仕事を休んでいたのですが、月曜日から復帰。
なのに、今日 また具合が悪くなってしまったようです。
私は外出中なので、何の助けも出来ません。
娘は自力で何とか帰宅した模様。

私が帰宅したら 娘は病院へ行っていました。
その後 待っていた荷物がなかなか来ないので、郵便局へ連絡したら配達の人に連絡して折り返すとのこと。
待てど 連絡来ません。宅急便なら 配達員の携帯番号が出ていて すぐに連絡が出来るのに 郵便局だけはそれが出来ません。
不便なことです。

とても急いでいたのに、やっと荷物が届いたのはPM6時近く。

締め切りぎりぎりの作品なのです。
加工の為 他へ送っていました。
それが 修正をかなり加えた方がいい状態で戻って来ました。
宅急便で明日の3時までに発送しないと間に合いません。
どっひゃ~~~!!

修正は細かい作業で時間がかかります。
もう、何とかして間に合わせるっきゃない!

時間が無いのに こうしてブログに書いた訳は 私が諦めないため。
ここに書いてしまえば もう 諦める訳には行きません。
さぁ!取りかかるぞ~~!
とても手間と時間と愛情をかけて作った作品です。
ここで諦める訳にも行きません。

加工をお願いした職人さんも一生懸命やって下さいました。
それを 没にしたら ガラスが泣きます。
よっしゃ!やったる!
江戸っ子だぁい♪(?意味不明?)

画像は私の愛犬です。
遊んでみました♪(笑)


◆マルティグラスのコンポート◆



セミアンティークなマルティグラスのコンポートです。
マルティグラスって九州の福岡にあるガラス屋さん。
大正時代からの操業だそうです。
昭和12年にパリ万国博でグランプリを取ったことから一躍 人気が出て結構 市場にも出回ったそうです。

なかなか 面白いガラスを作っています。
昔から職人さん達は熟練し、高度な宙吹きをこなしていたみたい。

今ではコレクターもいるとのことです。

私は結構 好きでマルティグラスを彫ってみたりもしています。
花器なんかはカラフルな色ガラスに かなり厚くクリアを巻いたりして重いったらありません(笑)
きっと 皆さまも一度や二度は目にしていらっしゃると思います。
灰皿でも カラフルなカラスに分厚いクリアのものなどが 特徴的です。鳥なんかも宙吹きで作っています。

この綺麗な赤のコンポートは 恐らく昭和の中期のものかな?
足は中空なんです。
作られた時代の空気が密閉されています。
何だか ロマンを掻き立てられませんか?

科学が進んだ今日、この密閉された空気を分析したら 何か面白い現象が読み取れるかもしれません。
例えば、まだオゾン層が破壊されていないでしょうから大気中の有害物質が少ない・・・とか?
逆に ダイオキシンが多いとか?(笑)

私が彫った柄は、蓮の花と鳳凰です。
被せでは無いので、くっきりはっきりとは分からないですが そこがまたいいかな?って思っています。
この色で この大きさ直径30センチ)で被せだったら かなり くどい彫りになってしまったと思われます。

この作品は一昨年の春に彫って、奈良の美術館で展示されました。
その折、当時 私が宙吹きを頼んでいた奈良の職人さんが見に来て下さって なんとその方は昔 マルティグラスにいらしたそうで大変懐かしがられていらしたそうです。

ベルギービール



今日 頂き物でベルギービールが届きました。
何だか 瓶もラベルもオシャレです♪
コックリしたブルーペイズリーのウール生地は 私の愛用のストールです。
おうちにいるとき、よく肩にかけています。
何だかベルギービールに似合っているでしょ♪


私はお酒類 ダメなんです。
私とお会いになった方は分かると思いますが、見た目 お酒に強そうに思われます(爆)
ザブザブ飲んでも、しらっとしていそうに見えるらしい(爆)

それでよくお酒を頂くことがあります。
夫はかなり恩恵に預かっていますね~(笑)
ベルギービール かなり美味しいらしいです。
夫はご機嫌で飲んでいました(笑)
お酒が飲めると お食事の楽しみが増えていいですね。

ちょっぴり ウラヤマシイ(笑)

お話変わって 確定申告・・・ズゥ~ンと落ち込みます(笑)
山になった領収書を選別して整理していました。
やっと 何とか終わって・・・。
いつも 感じること。
私・・・ビンボーだわ!どうしましょ!(笑)

作家生活だけで、暮らして行くのはなかなか大変です。
また、ルネッサンスの時代ならいざ知らず パトロンが芸術家を育てるなんていうのも現代ではあり得ません。

こうなったら 国家がパトロンになるっきゃない。
民主党よ!子供手当もいいけれど、芸術家をも育てて欲しい~!
なんて思った2010 2月22日 ぞろ目の日でした(笑)

◆プレゼントのグラス発送~♪◆



今日は朝からせっせとお仕事。
切り番プレゼントのグラスを彫っていました。
完成しました~!

で、洗って磨いて・・・。

今回は当選者の方に 内側にブラストしますか?と伺ったところ
「柄が見えにくくなるのなら、しないで下さい」とのことでした。

このグラスは日本製のクリスタルグラスなので、しなくて正解!
透明感がとても綺麗です。
画像は白熱灯が干渉してしまい やや オレンジ色に写っています。

やっとこの柄も終了です。
このデザインは気に入って 珍しく計4個作りました。
ペアで2個。夫のプレゼントに1個。切り番プレゼントに1個です。
どれもほんの少しずつ デザインをどこか変えて創っています。
このグラスは 滴を多くしてみました。蜂さんを囲む唐草を曲げ木のようにアレンジしています♪ 

そういうところで 遊んでいます(笑)

さぁ、いざ宅急便でお送りしようとしたら・・・!
桐箱のストックを端から端までひっくり返して捜すも、合う桐箱がありません~!!
すみませんっ。
紙箱でお送りさせて頂きました
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
またまた 業務連絡でした~(笑)


これで一つ、懸案事項が終了。
まだまだ 懸案事項 山積みです(笑)

その後もせっせと他の作品に磨きをかけていたら 手がバカになっちゃった。磨きって結構 力が要ります。

◆光と格闘するステンドグラスの師◆



私がステンドのフラッシュガラスを集めていることを知った 昔のステンドの先生がご連絡を下さってお会いして来ました。

昔・・・本当に昔です。
30年位前 ステンドをほんの少しだけ齧ったことがありました。
そのとき教えて下さった先生なのです。ステンドの大家だと思います。
当時は家事・子育てで通いきれず、半年も続かなかったと記憶しています。
それが何年かして子供のことでひょんなご縁でお会いしました。
その後 私がサンドブラストを始め 独り立ちして作家としてやっていくうち ガラス関係の催しなどでお会いすることがあり、今度ゆっくりお話しましょう・・・といいつつ何年か(笑)

きっと浅からぬご縁があるのでしょう。

今日 始めて 師のアトリエにお邪魔してまずビックリしたのは この大きな窓です。
ご挨拶もそこそこに「これ・・・どうなっているのでしょうか?」と無躾にもお尋ねしてしまいました。
師は「ここに入って来て、まずこの窓に興味を持って質問されるとは Reikoさん なかなかですね~」って嬉しそう。

彼はちょっと聖職者のような哲学者のような不思議な雰囲気を持つ方です。
この窓は彼の『光と格闘する人生』を象徴するものだったのです。
思えばステンドグラスも光を見るものです。
他のガラス工芸は『光』は作品を引き立てるためのもの。
しかし ステンドは『光』無くしては 成り立たない・・・。
う~ん・・・なるほど!奥が深い!

この窓は幅150~170センチ位の大きな窓です。
地面から水平に雁行させた幾つかのガラス窓から北側昼光(注1)を取り入れています。目線よりやや上に斜めに大きなミラーがついています。
(このシステムは パテントを取ったものだそうです)
ステンドを組み立てたとき、外の光で見たらどうなるのかが この窓では見ることが出来ます。
画像に実物の小さなガラスが幾つか置いてある水平なガラスに ステンドのパーツを並べれば外光を通したガラスが斜め上のミラーに はっきりと写ります。
外の景色を背景にどんなふうになるかが 一目瞭然です。
わぉ~~~♪ 優れモノ~~♪

この記事を書くことは師のご許可を頂いています。
このシステムに興味をもたれたら 是非 師にご連絡なさって下さいね♪
私が仲介致しま~す♪

☆ 画像 黄色がミラーです。
緑は窓ガラスです。分かりやすくするために 私が描きました。

☆ (注1):北側昼光とは・・・物を見るのに理想的な光とされています。画家のアトリエなどは北側昼光を取り入れた物が多いです。
光が安定していることが大きな利点です。
今日 師とお話していて、北側は景色に光が当たっていると仰ったことが驚きでした。南側は見る景色が陰になっている・・・と。
言われてみれば 「!」納得です。

◆フラッシュガラス集めています



ステンドグラスをなさる方で フラッシュガラスの端材をお安く分けて下さる方がいらっしゃいましたら 是非 ご連絡下さいませ。
今一生懸命 集めております。

画像はストリーキーって言うのですか?
流れている感じのものばかりですが、無地でも全く問題ありません。
フラッシュガラス(色被せのもの)に限ります。
大きさは10cm×10センチ程度から~
大きければ大歓迎ですが、え~~~申し訳ありません 出来るだけお安く(笑)お願いしたいのです。

沢山 用意したいので、色も問いません。
どうぞ 宜しくお願い致します

今年の個展に使いたく思っています。
12月の個展ですが、今から 準備怠りなくやっておきませんと 間に合いませんっ~!
生地を用意して、デザイン考えたりしなくっちゃなりません。
シートカットにも、ブラストにも時間がかかります。

合間に所属協会の展示などもありますし・・・。

実は・・・やや 遅れ気味位なんです(笑)

こんな風に先の先まで考えて行動しているつもりですが、ぽかっって忘れちゃってることもあるんですよね~(笑)
気をつけなくてはっ!キリリ(-"-)

泡立ちグラス出来ました



Hさま、長らく長らくお待ち頂きました 泡立ちグラスが出来ました。

お待たせ致し 大変申し訳ありません~~~っ!

ご都合の良い日にお受け取りにいらして下さいね♪
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以上 業務連絡でした(笑)

泡立ちグラス、あんなに苦心したミクロな細い線 分かりますか?
グラスの向こう側になってしまいましたが・・・。

泡立ちを良くするため、グラスの内側をブラストしました。
柄が良く見えなくなっちゃうんです~(泣)
それでも、飾っておくより使って頂くことを考えて・・・。

このグラスはビアグラスで背が高いので まだいいのですが
背の低いグラスだと 完全に柄が見えなくなってしまいます。
見えないと言っても 柄があるのは分かります。
ただ 手の込んだ彫り柄だと認識するには見えにくいです。

今回はペアでお創りしましたので、一つは泡立ち抜群になるよう上の方まで内側を曇らせました。きめの細かいクリーミーな泡が立つことでしょう♪
もう一つはこれ(画像)
柄を見せる為 やや低めに曇らせています。

ペアなので、蜂さんも2匹入れてデザインしてみました。

ミクロな世界?



先日 お友達と作品のことを話していて、細かいね~~って言われて・・・何気なく、定木を当ててみた。
ビックリしちゃった~~っ!
こんなに細いんだ~~(笑)

☆クリックして画像を大きくして下さいね(笑)

勿論 普通の定木です。
1ミリのますがこんなに広いのも驚き!
ってか 彫った線が細すぎなのかな?

当然、手書き・手カットですから。

説明します・・・・・・0,02ミリの油性デザインマーカーでカッティングシートに絵を描き その絵柄のラインを全て カッターでカットします。この細いラインは 描いたライン(0.02ミリの太さ)の両側をカットして カットした部分をそうっと剥がします。
そうです。太さ0,02ミリのマーカーで描いたラインが 砂をかけることで出現します。


これね、一度砂がかかってしまうと カッティングシートの切り込みラインが全く見えなくなります。
カッターの刃の鋭利な部分で 探りながら探し当てて 剥がす訳です。
ラインは描いていますけど、少しその描いたラインから外れるともう 分かんなくなっちゃう~(笑)
なにせ、ミクロの世界なんで~(爆)

またサンドブラストでは 細い線って難しいんです。
細すぎても砂の粒が入って行かないのです。
また 被せの色を落とさなければ線が見えないときは被せの厚さも考慮します。
カッティングシートの厚みも関係あります。

この画像の場合は、透明ガラスに彫っているし 砂の番手も細かいものにしてあります。カッティングシートは0,3ミリ厚位かな?

デザインは滴のような丸い粒がツツーって垂れているようにしたい為に、細いラインを入れているのです。
ラインはぎりぎりまで細くしたかったのです。

実際は何気なく デザインして、何気なく 彫っているんです。
だけど、解説すると何だか凄いことしてるみたい(笑)

恐らく それが(解説)私は気恥かしい(笑)
事細かに解説できる方は きっと教師に向いていらっしゃるんだと思います。
自分が初心者だったら、こういうところに目が行く・疑問に思う・・・そういう視点が必要だと思います。

私もなるべくそういう視点で お話したいと心がけていますが・・・。

多分 教えることにウェイトを置くか、作品を作る方か?と問われれば 後者ですね。
(勿論 生徒さんに お話したり説明するときは違いますよ~!笑)

デザインを活かすために 技術があると思っています。
だから 様々な技術を駆使して 表現します。
それが 醍醐味ですね♪

今日はミクロの世界でした~♪
道理で 老眼が進む訳です(爆)

プロフィール

reiko

Author:reiko
サンドブラスト技法を中心にしたガラス作家です。
ガラス作家の日常を面白おかしく書いています。
どうぞ宜しくお願い致します。

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