土曜日 自由が丘のガラススタジオで由水常雄先生の講演会がありました。
著作も多く ガラスの研究ではご高名な由水常雄先生は パート・ド・ヴェールの先駆者でもいらっしゃいます。
私が現在 パート・ド・ヴェールを教えて頂いている由水直樹先生のお父様。
今回の講演会は 直樹先生のグラススタジオ 自由が丘のハリーズで行われました。
テーマはガラスの歴史から現代のガラスまで・・・。
由水常雄先生は メソポタミアの時代のガラスを研究・復元なさったりして大変お詳しいので
お話に引き込まれてしまいました。
当時の工法は謎に包まれていて よく分かっていないそうです。
今のやり方とは 全く違うのではないかと言うお話でした。
想像をどんなにたくましくしても 分かりません♪
お話を伺っていて 由水常雄先生は ガラス作家でもいらっしゃるのですが、科学者の目を持った方だと感じました。
ガラス界では稀有な方だと思います。
それだけに独自の視点からのお話は新鮮で、楽しかったです。
私はガラスの専門のお勉強を学校でした訳ではありません。
美大出身ではありますが、グラフィックデザインでした。
ですから、ガラスの歴史や日本におけるガラスの発展などやガラス教育のことなど 全く知りません。
その分 いいところと悪いところがありますね~。
いいところは、どんなに功績のあるお偉い先生でも 知らないがゆえに 臆することなくお話したり出来る。
(あは♪これは 性格なのかも~♪笑)
悪いところは 無知がゆえに 今のガラス界や今後の発展を予測すらできないこと。
ガラスの世界の仕組みさえ よく分かりません。全くの手探り状態です~♪
自分ながら それでよくやってきたな(笑)と思います。
いわゆる カンってやつ?それで 何となく・・・(爆)
そういうことは 充分自覚しているので、講演会などには積極的に参加したい。
なかなか 時間の都合がつかないので あんまり行けないんですけど・・・。
今回の由水先生のお話の中で ハッとするところがありました。
ガラスを自分の思うように扱う・・・と仰ったのです。
ニュアンスとしては ガラスを自分の意志でねじ伏せる?これには ショックを受けました。
今まで そんな風に思ったことは無く・・・むしろ 現実はガラスって本当に扱いにくいヤツなんですもの。
だけど 実際に作業中はある程度 自分の意志で操るみたいな感覚はあったと思います。
考えたことが無かっただけかも。
それに気付かせて頂いた・・・。
私にとっては ドキッとした一瞬でした。
講演が終わって そそくさと帰りかけていると「田邉さん」ってお声をかけて下さった方が。
(私は近眼で乱視なので 人のお顔が良く見えませぬ)
調布グラススタジオのオーナーでもあり ガラス作家の郡和子さん。
お茶しちゃいました♪パワフルで 素敵な方なんです。
郡さんは 由水常雄先生のガラス学校の教え子だったそうです。
楽しくお茶して お喋りして もう 実り多すぎ位の1日でした♪
お家に帰ったら また ガラス地獄?の始まりです~(笑)
●はぁぁ・・・11月はドエライことになりそうです。
考えただけでも 気が滅入る・・・。
この次のブログに 秋の予定をアップしますね。