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◆我が家のお雛祭り

雛祭り 皆様いかがお過ごしでしたか?
我が家はお隣の娘夫婦と赤ちゃんと 賑やかに過ごしました。

今年も段飾りは飾らず・・・(笑)
娘のところの赤ちゃんも男の子ですので、形ばかり・・・・。

娘の大好きな おチラシとはまぐりのお吸い物は ひな祭りの定番ですね♪







娘が小さい頃からずっと ひな祭りにはお友達をお呼びして 心ばかりのご馳走を作って来ました。娘が産まれた時は 親類一同でお集まりして初節句をお祝いしたものです。
その娘も もう子供を産んでいます。

娘の子供はもう10か月になりました。伝い歩きを始めて はいはいもハイスピードだし も~う ちょろちょろして危なくって一瞬も目を離せなくなってきました。


思いついて、娘のアルバムを開いてみましたら・・・・・・・・!!!
丁度 10か月頃の娘を発見♪


私もびっくりの そっくりぶり!(笑)
ひゃ~!本当に良く似ていますね~!!

その頃の私と娘。
カーテンが 今で言うと レトロ(爆!)
この頃は 細眉が流行っていたのでした(笑)わたくし 20代でした。
懐かしすぎる~(笑)

娘に赤ちゃんが産まれてから 昔のアルバムを時々見返すようになりました。結構レトロ!笑えます~~~♪
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◆ラファエル前派展

六本木ヒルズの森アーツセンターで ラファエル前派展を開催しています。
観に行ったので 今夜はそのお話を・・・。

この蠱惑的なプロセルピーナは ウィリアム・モリスの妻 ジェーンがモデルです。ロセッテイ作

ラファエル前派…と言うと 何だか 小難しそうな響きがありますが、1850年頃にイギリスの反逆児?達が起こした言わば 前衛芸術の走りなのです。
その頃のイギリスはヴィクトリア朝と言って 産業革命が起こりイギリスは最盛期を迎えていました。しかし その反面 大変保守的な社会でもありました。

例えば 画家としてのルートは王立アカデミー美術学校で絵を学ぶこと。ですが、習うことは極めて古めかしく 伝統をなぞらうことばかり。
そんな中で ロセッティと言う一人の傑出した才能を持つ人が 弟と ラファエル前派兄弟団を結成したのです。



ラファエル前派と言うのは、その当時の絵画ではなく ラファエルより以前・・・ルネッサンス初期に立ち戻って もう一度 美を見つめなおそう・・・・と言うことです。

何故 ルネッサンス期なのか…と言うと ロセッティは 名前がダンテ・ゲイブルエル・ロセッティ…と言い 自分が ダンテ(新曲を書いた あのダンテです)の生まれ変わりと信じていました。そして イタリアへ旅行して その想いを強くし、深い感銘を覚えた・・・・のだそうです。

今回の森アーツセンターの「ラファエル前派展」は 切り口が面白かったです。
当時の絵画に描かれた女性達を巡る 複雑な愛情関係を図解で説明したり・・・
これには 笑ってしまいましたが・・・。

この絵のモデルは リジー(エリザベス・シダル) 後にロセッティと結婚しますが アヘンチンキを飲んで自殺します。

この人が リジーです。
この画像は 写真を着色したものなので、本人に近いと思います。

ロセッティは妻であるリジーを ベアトリーチェ(ダンテの愛した女性)に なぞらえて幾つもの絵画を産み出しています。
この名作 ベアータ・ベアトリーチェは有名ですね。
しかし どこまでも不実なロセッティは この絵を何枚も描いています。

描くうち 段々と違う女性の顔になって行ってしまっているのです(笑)
今回のテートギャラリーのものが 一番 リジーの面影があります。

あまり知られていませんが、リジーは貧しい家に産まれ モデルなどもする(当時はモデルは蔑まれていた)のですが 彼女自身が描いた絵も 今回展示されていました。

当然 絵の勉強などしてこなかった・・・出来なかった境遇ですが、門前の小僧ではないですが 見よう見まねでここまで描ければ なかなかのものだと思います。

ウィリアム・モリスの妻 ジェーン・モリスも結婚してから タペストリーを作ったりしていました。当時 モリス商会のタペストリーは大変な人気だったそうです。
ラファエル前派の人たちは 考え方も前衛的だったのでしょうね。
少なくとも 夫として妻の才能を認めていたように感じました。
(当時はまともな女性が仕事をするなんて 考えられない時代でした)

複雑に絡み合った愛情関係も 自由に生きること そのものだったのかも知れません。

モリスが描いた ジェーン。
このブログ一番上のプロセルピーナはロセッティが描いたジェーン。
随分違った印象です。


ああ・・・それでも 複雑な絡み合った関係はイヤだな~(笑)
面倒くさい(爆)

お奨めです、ラファエル前派展。とても混んでいましたけれど この機会にご覧になってみて下さいね♪
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プロフィール

reiko

Author:reiko
サンドブラスト技法を中心にしたガラス作家です。
ガラス作家の日常を面白おかしく書いています。
どうぞ宜しくお願い致します。

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