2016/03/15
雉のお皿 段彫りの巻。段彫りってね、私の場合 忍耐力の修行であります~(笑)
だってね、・・・・これ見て
このウロコみたいなの(羽なんですけど)1枚剥がして 砂をかけて彫り 彫り終わったら次の1枚を剥がしてまた彫り・・・と繰り返していくのです。
サンドブラストは このボックスの中で砂をかけます。
このボックスの中にガラス器を入れて ガラスの蓋をしてから 砂を噴出させて彫ります。 段彫りって この中に入れたガラス器を一々 出してシートを1枚剥がしては また このボックスに戻して蓋をして砂をかけ・・・・・
この一連の動作を何十 何百 何千回と繰り返していく訳。
ね・・・・うんざりでしょ(笑)
だけどね、やらなっくっちゃ終わりませんから どんどん進めましょう。 ま・・・これが案外 大変なのです。人間なので 長い時間モチベーションをキープするのって・・・ね。
ひたすら ひたすら・・・・段彫りしていくと・・・・・・
綺麗でしょう♪
なんかね~、あんまり段を重ねすぎると どうしてか?観る方が気持ち悪くなっちゃうみたいなのです。
彫る分には 段が増えても 私は彫れちゃうのですが 技術は要ります。
同じように それでいてちょっとだけ違えて彫るのって 結構 難しいみたい。
なので、調子に乗って段を増やし過ぎちゃうと いけないのね(笑)
この位なら 大丈夫かな?
全体像です。蜂さんもちゃんといます(私のサインです)
大きさは楕円形の横25センチ位。
アップにした画像はこちらです。
こんな感じです。
サンドブラストで生きものの顔を彫るって とても難しいです。
ラインだけで描く漫画タッチにすると簡単ですが リアルに彫ろうとすると 途端に凄く難しくなります。
それは ほんの少しの彫り加減で 本当に少しのことで、印象がぐっと変わってしまうからだと思います。
絵で描くときも 生きものの顔は難しく『画竜点睛を欠く』という言葉があるように 目の表情には 気を使うところ。
ましてや 絵を描き その上シートカットし 彫る訳ですから・・・。
サンドブラストで 生きものの顔(人間も含め)を彫る作家さんが 極端に少ないのはそういう理由があるからではないかな?
ペアなので、もう1枚 創ります。
忍耐力 また ついちゃうかも?(笑)
●ここのところ ずっと寝不足で いつも眠い。が 眠れない・・・・・。
次回はその訳を・・・・(笑) いや、どうってことないのですけれど・・・・。
応援クリックはこちらから にほんブログ村ガラス工芸ランキングです。