2019/01/31
◆ウコン布 桐箱
ここ数年 作品を入れる桐箱はなるべく 段ボールに代えています。
作品のお値段を少しでも下げて お求めやすくしたいから・・・なんです。
けれど 桐箱ご希望のお客様も案外多くいらっしゃいます。
(そういう場合は 別途 実費で箱代等を頂くことにしています)
今回のお客様も 桐箱・ウコン布を付けて欲しいとのご要望でした。
出来上がりのお写真から・・・・
こんな感じになります。
真田紐は 真田幸村が考案したとされている歴史ある日本の伝統工芸品です。
勿論 中国製なども出回っているのですが わたくしは 加賀の真田紐をお取り寄せしております。織のデザインは色々あります。
お茶道具のお約束事を遵守していますので、流派によってのお決まり事などもあります。今回はぐい飲みですので、自由に選びました♪
(紐の太さも数種類あります)
あ…紐の太さによって 桐箱の紐穴の大きさを桐箱オーダーする際 指定します。
お箱は 今回はぐい飲みなので、小さめです。
表側・・・・素材 何であるか を書きます。
これは クリアガラスのぐい飲みであることが分かりますね。
裏側‥‥銘 作者名を書きます。
お茶席でのお道具拝見 では 桐箱の蓋裏を飾ったり お見せしたりすることも多々あります。
お道具の由来を口上で述べるときも 裏書を見ていないとなりません。
いわば 作品の履歴書みたいなもの・・・・だと思います。
(このこと お茶のお稽古で しっかり覚えました 笑)
今回は さらに正式に ウコン布で包んであります。
今は ウコン色の化学染料で染めているそうです。木綿の布とされています。
私は作者の印を押印しております。
私の名前 玲子の玲の字は 宝玉を転がすときの美しい様を現す字だそうです。
ですので、二頭の龍が玲を囲んでいる図柄で彫ってもらった寿山石の印です。
その石も 彫刻された魚にも いわれがあります。
ま どちらも名誉とか 強運に恵まれる・・・・とのことで 充分 効果はあるかと(笑)
御買い上げ頂いた方に 幸運のお裾分けを・・・♪
朱肉は 春の色です(春と秋があり 秋はもう少しくすんでいます)
日本古来の習わし 印は中国発祥のことから成り立っています。
まぁ 桐箱をご用意するのは 結構 煩雑なことが増えますが 日本の古来からの習わしですので 大切にしたいと思います。
桐箱をオーダーするのも 年々減って来ていて これは世の中全般の流れみたいです。少し前までお願いしていた地方の桐箱屋さんは 閉店なさってしまいました。
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