2019/03/22
◆「シャングリラ」パネルの物語
お客様からのご注文製作で創っていたパネル「シャングリラ」
サンドブラストは出来上がりました。
後は ケイム組で組んでもらいますので、そちらへ送りました。
この作品は ご注文いただかなかったら 絶対作ってはいないと思います。
それ位 時間と手間がかかりました。
デザインを起こすところから始まりました。
昨年の10月 代官山で「’18日本のガラス展」に お客様がいらして下さいました。
レオナルド・ダ・ヴィンチのレダを彷彿とさせる美しい方。
お話を伺ううち 段々と 私の頭の中で形になっていきました。
デザインのご要望は わたくしが創った蓮の花のぐいのみから発展して 蓮池とカワセミをモチーフに・・・・とのこと。
デッサンを起こし 何度も何度も描き直し デザインを決めました。
そして出来上がったのがこちら・・・・。
この素材だけは 何とか手に入れることが出来ましたが 今後は難しいと思います。
ましてや このサイズは40cm四方と大き目です。
このガラス 淡いグリーン地のガラスに赤の被せです。
これだけの表現は サンドブラストならでは・・・・ですし また この段数をこなせるサンドの作家もそう多くはないと自負しています。
上段は 鹿です。
私の永遠のテーマ 命輝く生き物たちが集まります。
この2枚をくみ上げてパネルにします。
枠の隙間には クリアのテクスチャーガラスが入ります。
(私のつたない合成ですが 雰囲気だけでも・・・笑)
材料も もうないので 後にも先にも こんな素敵なパネルはもう二度と出来ないです。
作家物の しかも特注です。
創り上げられたことに 作家の私自身も誇りを感じました。
ご注文いただいたお客様に感謝です♪
こんな風に 素晴らしいお客さまとの出会いがあります。
作家だけでは 思いもかけないサンドブラストの可能性を広げる表現に繋がったりします。
お客様も お写真しかお見せしておりませんのに 「玲子さんにお願いして良かった」と仰って頂き とても嬉しいです。
もうすぐ 実物が出来上がってお届けいたしますので、今少しお待ちくださいませ。
素敵なご縁に わたくしも感謝です♪
ついでに ガラスを送るときの箱‥‥こんなに大きいです。
下の私の靴と比較して下さいませ。
後は緩衝材の新聞紙がぎゅうぎゅうに入っています。
●●●クリックしてね→→→ https://art.blogmura.com/glassart
スポンサーサイト
コメント