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サンドブラスト作家への道●素材●



サンドブラストは結構色々なものに彫ることが出来ます。
ガラスは勿論 ミラー・木・タイル・金属・陶器・アクリル・布地などなど・・・。

ここでは、サンドブラストで主に使うガラスの『素材』(生地)のお話を致しましょう。
ガラスと言っても大きく分けてクリアガラス・色被せガラスがあります。
形状は 器もの・板ものに分けられるかと思います。
製作法で分けると、型吹き・宙吹きがありますね。
(あくまでも一般的なくくりです)


『型吹き』は 型に溶けたガラスを入れて吹くので 同じ物が幾つも作れます。
最近は被せガラスの日本のガラス屋さんが 少なくなってきていることは 以前も書きましたが、段々と日本製は入手が難しくなってきています。この辺りが悩みの種です。
中国製を扱うところが増えてきています。お値段も上がって来ています。


型吹きとは言っても被せガラスは製作が難しくB品が多くなるようです。

(注:A品がいい状態のもの B品は色むらがあったり、泡が入ったりちょっとした問題があるもの C品 D品などもあるそうです)

日本製の被せガラスは売っているところがあったら お教室などでのセールとか なるべく沢山買い貯めておきたいところですね。

一方、中国製の被せガラスは C/D品などを欠点を隠すようにブラストして とてもお安く日本にも出回っています。
ヤフーオークションなどでも見かけます。
日本で私達が生地を買うときより 遥かにお安く出回っています。

だから、余程 デザインや技術が秀でた作品で無ければ お安い中国製のものに負けてしまいます。
人件費や光熱費を考えてみても、中国より日本の方が経費がかかることは子供でも分かります。

中国のブラストも以前よりは技術も少し上がって来ている気がします。
対抗するには 卓越した技術が必要になって来ます。
しかし、残念なことに(?)あちらにはデザイン力はありません。
ガレに似せたデザイン位しか思いつかないようです。
だから やはり ここでもデザイン力があった方が強いという結論が出ますね(笑)ステンドグラスや切り子も中国の物が広く 安価で出ています。サンドだけでなく、他の分野でも恐るべし 中国!です。

お話を『素材』に戻します。

『宙吹き』もガラス屋さんが少なくなり、手に入りにくくなってきています。もう、作家さんにお願いするより方法がないかもしれません。少し前までは、ガラス屋さんに宙吹きの被せガラスのものが置いてあったりしたのですが…。
コンテスト・公募展に応募する作品は、『宙吹き』の物が一般常識なのです。前回触れました「オリジナル性」を問われるからです。
このことは また後日 テーマを絞って書こうと思っています。


宙吹き作家さんやガラス工房にお願いするとしても、サンドブラストの為の被せ色を考慮して なお且つ ガラスには膨張係数というものがあり 勝手に好きな色を重ねると割れてしまったりします。
彫ることを前提にした ガラス器の形状もご自分でデザインする訳ですから そう簡単ではありません。
初めは詳しい方に教えてもらいながら(お教室の先生とか)注文なさるといいかも知れません。

お友達でサンドブラストをなさっている方にお声をかけて ある工房に宙吹きを一緒にオーダーしたことがありました。
そのお友達は 初めてだろうから きっといい経験になると思いました。勿論 丁寧にノウハウを説明して 型紙を私がチェックして差し上げました。
そのお友達はとても苦労なさって 何とか注文を終えましたけれど、注文通りに出来上がってみると こうした方が良かった!と幾つも問題点があったようでした。
初めてでいきなり 一人でやってみるには、かなり大変なことかもしれませんね。

宙吹きは彫るのも、型吹きより難易度がぐっと上がりますが それもまた今度 書きましょう。

画像は宙吹きオーダーした生地です。
丸いグリーンの水指は「新匠工芸会」で受賞した作品に生まれ変わりました。









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reiko

Author:reiko
サンドブラスト技法を中心にしたガラス作家です。
ガラス作家の日常を面白おかしく書いています。
どうぞ宜しくお願い致します。

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